「コマーシャル・フォト」2009年3月号より連載中の「プロのレタッチャーが教える レタッチの基本ワザ」。第1回のテーマは「マスク」。マスクの作成は、合成処理やパーツの部分的修整などに欠かせない基本ワザだ。今回は人物と背景の合成処理の作例を通して「マスク」の役割について考える。 Photo:片岡竜一 ST:曽我部将人 HM:中山夏子 モデル:VIKA.D(ブラボーモデルズ) ポートレイト撮影にはキヤノンEOS-1DsMark Ⅲ + EF85mm F1.2L USMを使用。照明機材は、高速チャージで、ワイヤレス発光が可能なProfoto の最新ストロボ「Pro-8a」を使った。 どこを「マスク」にするか? マスクはどのようにして作るか? 上の作例画像の人物合成用のマスク。黒い部分が「マスク( 隠す)」部分になる。 レタッチの基本となる作業で重要なのは、被写体の必要な部分を「切り抜く」という作