高齢者の方々に皆さん長生きをしていただきたい。できることなら、それぞれのご希望に叶う楽しみを実現しながら、生活内容は各違えど自立した日々を続けていただきたいと思う。 時代背景によって苦労を強いられ現在の社会を築いてこられたて来られたお一人お一人である。現在の恵まれた(?)時代・社会に優遇されるのは、当然の報酬であると思うのだが・・・。 小学卒業12歳で遠い工場に働きに行く。夜明けから日暮れまで、働き続ける毎日。安い賃金は全て家に持ち帰る。春に行くと正月まで、帰省を指折り数えた。また家を離れるときは、親に送られ歩く駅までの長い道のりを、涙を見せられず顔が上げられなかった。 学校に行って勉強したかった。しかし生活のために学校も続けられない。戦地に向かうもう会えないかも知れない親、出兵の汽車を涙で追いかけた。 若くして志願兵として戦地へ出られ、命をかけたその生活の厳しさ、今でも蘇る恐怖体験。 心