セルフレーベルを始動したAkiko Kiyama。現在の彼女が見つめている音楽、そしてその活動の在り方についてYusaku Shigeyasuが訊ねた。
日本列島では古くからありとあらゆる歌と舞が存在し、さまざまな伝統楽器が鮮やかな彩りを加えてきた。ただし、それらは伝統を継承するだけでなく、時代に合わせてさまざまな形で更新され、ときにはいくつかのスタイルが融合されて新たな姿で蘇ることもあった。 ヨーロッパと日本を股にかけて活動し、リカルド・ヴィラロボスやリッチー・ホーティンらからも支持されてきた電子音楽家、AKIKO KIYAMA。彼女はYOSHIROTTEN(グラフィックアーティスト)との極めてユニークなコラボレーション作品である新作『JABARA』において、三味線や尺八といった和楽器の新たな可能性を引き出そうとしている。昨今、世間では「和楽器×○○○」の安易なフュージョンが乱発されているが、それぞれの楽器の響きや特性に着目した『JABARA』の試みには、電子音楽/ダンスミュージックの世界で活躍してきたKIYAMAならではの視点も反映され
心がけた事というか、そうするしかできなかったというか、頭の中を一旦空にしようとは思いました。いつもそうなんですが、あまり大きなコンセプトを製作前に持ってしまうのは自分のやり方ではなくて。自分の中ではあくまで音の方が自分の思考よりも常に上のものなので、自分の小さな意図や欲を音に入れようとはあまり思っていないです。むしろ手探りでただ音をひたすら聴いていって、それらがどういう方向にいきたいのか、どういう他の音を混ざっていきたいのかを聴くという作業が私の作るという作業に近いです。ただ色々と曲が出来上がってはいたので、最終的にどの曲をアルバムに入れようか、どういう曲順にしようかというのはアルバムだからできることでしたね。 メインはAbleton Liveで製作してます。あと音楽製作を始めたころはよくReasonを使っていたので、使い慣れていることもあって今でもNNXTやRedrumはよく使っています
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