特許や意匠、商標など知財にまつわる注目の最新ニュースについて、弁理士の内田直樹先生が分かりやすく解説! 今回は、「あの名作漫画が特許審査の引用文献として参照されている」という豆知識です。 内田うちだ直樹なおき先生 弁理士。知財系メディア「Toreru Media」などで、Uchida の筆名で知財関連記事を多数執筆。「知財×こち亀」について専門家として情報発信したいがゆえに弁理士を志し、2023年弁理士登録。好きな『こち亀』キャラは「山田山田男」。 1976年から2016年まで『週刊少年ジャンプ』に連載され、単行本は201巻に及ぶ、秋本治の人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下『こち亀』)。時代を撃つギャグや下町情緒の魅力の他、ユニークな発明やビジネスモデルの宝庫としても知られ、『こち亀』で描かれたアイデアを想起させる商品やサービスが世の中に登場することも。2023年3月にも「大手