オランダの現代美術を代表するアーティストの一人ウェンデリン・ファン・オルデンボルフの新作を発表する展覧会です。 ウェンデリン・ファン・オルデンボルフはこれまで映像作品やインスタレーションを通じて、人種差別、ジェンダー問題、歴史、植民地主義などの支配的言説や権力構造に対峙する作品を発表してきました。特に近年は、日本とオランダ、そしてインドネシアにゆかりのある女性アーティストのリサーチを進めており、その中には山口ともゆかりの深い、女優で映画監督の田中絹代(1909-1977年)や、作家の林芙美子(1903-1951年)が含まれます。本展では、こうしたアーティストたちに焦点をあて制作した脚本による新作とこれまでに制作された作品のほか、多様な文化や社会を表す装置として、会場をダンスフロアに見立てたインスタレーションを展開します。 ダンスフロアとスタディルームをキーワードに展開する、多彩なプログラム