この陶板美術作品は、日本画である《華扇屏風》(山種美術館所蔵)をもとに制作された複製品 ©SIMOSE 下瀬美術館は2024年「世界で最も美しい美術館」に選出されました。ユネスコで創設された建築賞《ベルサイユ賞》が「世界で最も美しい美術館」リストを発表し、世界の美術館・博物館の7施設のなかに、同館が選ばれました。 ◇ 昨年春に広島県大竹市にオープンしたアート複合施設「SIMOSE」。そのなかにある「下瀬しもせ美術館」は開館一年にして、海外からのお客さんも続々と訪れています。この要注目のアートスポットに足を運びました。 季節の花々が咲く小道を抜けると、パッと開けた目の前に銀色の外観が特徴的な美術館の建物が現れます。鏡面でできた建物のボディーに空や木々が映り、美術館自体も刻一刻と変化する自然の一部のような趣が感じられます。 下瀬美術館外観 ©SIMOSE すべての外壁が長さ190m・高さ8.5