前回のお話 人間の心に巣食う“悪の心“を餌にしている鬼。 しかしそれだけでは満腹にならない鬼は、節分の日に豆を食べて、一年分の栄養を摂取しています。 そんな鬼はポ村にも現れたのですが、去年の記憶があまりいいものではなかったせいか、こっそりと引き返そうとしていました。 ところがあっさり、てんまさんに見つかってしまいます。 捕まった鬼はその後、まゆさんに連行されてしまいました。 「来るのが遅いぞ鬼。疲れてんのか?」 また、まゆさんにお仕事をやらされるのでしょうか? しかし、鬼はなぜだかそのまま、足湯に入れられてしまう。 「フォ?」 それは“じゃばら風呂“というものでした。 “じゃばら“とは和歌山県でとれる、小さなおみかんです。 邪気を払うため、節分の日に入ったりするという。 “邪“は鬼本人ではないかと思うのですが… 「足湯、気持ちいいでしょう?今年のお豆はね、趣向を凝らした豆料理にしたんだよ」