槇原敬之氏の逮捕で、いつものように「がっかりした」「残念」「もう曲を楽しめない」という意見が出ています。 あんなにポジティブで明るいメッセージを歌にできる人がなんで薬物をやめられなかったんだろう……? そう不思議に思う人、戸惑う人が多いようです。 しかし、冷静に考えれば何も不思議ではありません。 そもそもアーティストというのはダメな人がなるものだからです。 人によってダメ度合いは違いますが、プロまでいった人はだいたい社会のあっちとこっちの境界線のあたりにいると思っていいでしょう。 普通に考えて、「歌で食っていきたい」「漫画で食っていきたい」と考え、実行し、それを実現した人がまともなわけがありません。 ギター講師の僕だって十分ダメなのを自覚しながら生きています。 そして、ぎりぎりこっち側にいた人が何かの拍子に一歩あっちに踏み出してしまった、それがアーティストの犯罪行為です。 これは、そもそも