ご紹介, 装幀の仕事(孝四郎) クラスノフ 『双頭の鷲より赤旗へ 上巻』 1930年 2019/05/19 P.クラスノフ 『双頭の鷲より赤旗へ 上巻』(大木篤夫役) アルス、1930年 「白布に黒・朱赤・黄3色のプリント。箱は濃紺と赤、扉は黒と赤。いずれも直線的で 大胆なデザインである。」(恩地邦郎・編『新装普及版 恩地孝四郎 装本の業』掲載、邦郎によるコメント、129頁)。 『新装普及版 恩地孝四郎 装本の業』三省堂サイト:https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/gen/gen4lit_etc/onchi_sohonwaza/ 孝四郎、邦郎がともに使用し、後に邦郎がある程度整えたアトリエの書棚は、孝四郎の 生前にそうであったかのように、感性の赴くままといった様子に設えられていた。 そこでは美術史、博物誌、民族誌、民俗誌から政治社会思想書、さらにはファン