6月10日18時、カオサン通りに久しぶりに行った。4月の旧正月ソンクラーンに行われる水かけ祭が中止になり、バンコクで屈指の人気スポットだったが閑散としてしまった。一方で、この隙にと言わんばかりに、この4月中、カオサン通りは道路の補修工事が行われた。だいぶきれいになったのだが、問題はこの新型ウィルスの蔓延による旅行者激減で、カオサン通りが完全に死んでいる状態になっていたことだ。カオサンは再起できるのだろうか。 カオサン通りは低予算旅行者の聖地、ある意味では巣窟とも言われたような安宿街だ。ボクが初めて来たのが1998年1月下旬だった。当時はカオサンをうろついているのはここで働くタイ人以外は外国人ばかりで、日本人もそれほど多くなかった。 確かに当時は宿が安かった。エアコンつきのホテル並みの部屋のゲストハウスで500バーツ前後だった。当時のレートでは1200円に届かない程度だったはずだ。エアコンな