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シネスケの検索結果1 - 9 件 / 9件

  • 「牛久」 我々は税金を払っている。彼らが殺されているのに(追記あり) - 挑戦者ストロング

    この1年ほど待ちに待っていたドキュメンタリー映画「牛久」をようやく観た。当初は「牛久 比類なき不正義」というタイトルだったが、サブタイトルは削ったようだ。以下、Cinemascapeに書いた感想。 良心的納税拒否をしたくなる なんじゃそりゃ、と思われるだろうが、ちょっと言葉を失っていたので仕方ない。要するにこの国がイヤになるぜってことだ。正直言って、映画の内容はほぼ予想通りだった。もともと入管に問題意識を持ってて報道やドキュメンタリーを気にかけていた人なら、だいたい知ってることばかりだ。にも関わらず、これは凄い映画だった。映画の力というものを強烈に思い知らされた気がしている。 映画の力といってもスカした評論家の言うポエム的なやつではなく、ただ画面がデカいこと。音声がデカいこと。まっすぐこちらを向いた彼らと、暗闇の中で対峙すること。一時停止できないこと。早送り、巻き戻しもできないこと。あらゆ

      「牛久」 我々は税金を払っている。彼らが殺されているのに(追記あり) - 挑戦者ストロング
    • 竹内さんと「PERFECT BLUE」と今敏 - 挑戦者ストロング

      モンスターとして描かれるストーカーくん。今敏の人間観が出てる先週末は大変だった。金曜の夜に香川の宇多津で「PERFECT BLUE」の4Kリバイバルを観た。そのまま瀬戸大橋を渡り、土曜朝から岡山で「バーナデット ママは行方不明」。夕方には広島で「PIGGY」。しまなみ海道を渡り、日曜朝に愛媛の松山で「国葬の日」。香川の自宅に戻って競馬(負けた)。 地方における映画の公開があまりにもデタラメ、気まぐれ、遅れまくり、バラバラであるせいで、観たい映画をすぐに観たいせっかちなオレはこのような弾丸密航を敢行せざるを得ない。ちなみに、4本の中でいちばん気に入ったのは「バーナデット ママは行方不明」。皆さんも観ましょう。 今敏の「PERFECT BLUE」(1997)はたぶん99年頃、ビデオ化されて間もなくVHSで観た。気に入らねえなと思った。以後、今敏は気に入らねえアニメーション監督としてチラチラとオ

        竹内さんと「PERFECT BLUE」と今敏 - 挑戦者ストロング
      • 「悪は存在しない」 そうかー? - 挑戦者ストロング

        地元のミニシアター、ホールソレイユで「悪は存在しない」を観た。 この監督の映画は「ドライブ・マイ・カー」しか観たことはない。それも日本映画専門チャンネルの録画で観たものだ。シネスケの感想リンクはこちら。 CinemaScape/Comment: ドライブ・マイ・カー ドライブマイカーみたいに3時間あったら観なかったが、2時間切ってるらしいので観に行った。ネタバレ注意だが、ネタバレとかそういう問題でもない気がする。 ちょっと長渕入ってるオヤジのニット帽 作り手の描く範囲内ではよくできてるし力のある変な映画とは思うが、好きかといえば全然好きじゃない。 (★3) 評論家ウケのいいある種の映画群にありがちな「手抜き」がこの映画にも横行しており、非常に気になるのだ。どっかでやってるシカ撃ちを銃声だけで処理とか気のきいた省略でもなんでもねえ、ただの手抜きだからね。ちゃんと東出昌大がシカをブチ殺して捌い

          「悪は存在しない」 そうかー? - 挑戦者ストロング
        • シン・仮面ライダー - 男の痰壺

          ★★★ 2023年3月26日(日) MOVIXあまがさき2 「仮面ライダー」の最初の放映は俺が小学生のときだったが、子供心にも、なんだかな〜と思ったのを覚えている。俺より1歳上の庵野も多分そうやったに違いないと思うんです。なんでキックされただけの怪人がヨロヨロよろめき倒れてドカーンと爆発するのか全く解せませんでした。今回、ライダーキックは超高空から猛スピードで落下する破壊力が加味されて相手を文字通りぶち抜く。こりゃ死ぬわなです。 雑魚ショッカーを倒すときも血しぶきが上がる。殺戮の生々しさを取り入れたかったんでしょうが、その問題は深掘りもされない。やってみただけみたい。CGも安かった。 深掘りするところは真摯に残虐なまでに深掘りし、なんだかなーの部分は諧謔味をふりかけズッコケてみせる。そういうのはシネスケでペペロンチーノ氏が指摘してるとおり三池崇史の専売特許みたいなもんだが、俺はもはや間尺の

            シン・仮面ライダー - 男の痰壺
          • 夜の帳の片隅で シネスケ関西老友会 - 男の痰壺

            先週末、2年ぶりに映画同好サイト cinema scape の同人2人、SNT、SCN両氏と飲んだ。かれこれ20年腐れ縁のように集まってる面子で、初期のころはオフ会の名の下女性の参加者も多少あり、今より皆若かったので壮士然とした気概もあったのだが、もはや枯山水と化した集いは文字通りの腐れ縁なのであった。 しかし、宴が始まるとSNT氏がいきなりぶちこんてきた。要約すると先日、小松菜奈の映画を見たらベッドシーンなのにオッパイ見せないどころかパンツはいたままなんはおかしいやないかい!ということであった。氏は憤りをぶちまけたあと、小松菜奈なんて何の興味もないけどな!と最後っ屁をかますのであった。 俺は問題の本質には10年以上前から気づいていた。「私の男」についてシネスケに「二階堂ふみのブラ・パン剥ぎ取れ」と書いてほどなく、2ちゃんねるで「けにろんキモ!」との書き込みを見て時代はここまで病んでしまっ

              夜の帳の片隅で シネスケ関西老友会 - 男の痰壺
            • 映画 2022 - 男の痰壺

              2022年は個人的に身の回りで慶弔儀はじめいろんなことがあった年だった。 前年末に還暦手前の妹が入籍して相手のおっさんを1月に招いて食事会をした。妹は初婚おっさんはバツイチであったが2人は30年来の知己だそうで何だか胡散臭い話だが好きにしてくれと思った。どうでもよかった。 2月には20数年住んだマンションを売り公団住宅に引っ越した。4月から定年で嘱託の身になり給与が激減するので未だローンが残っている以上仕方なかった。しかしそうしたからといって生計が成立するわけでもなく苦しみは続くのだった。 4月に長男が結婚した。式は来年回しで入籍だけだったが親族同士が会わないわけにはいかず食事会をした。 6月に義父が亡くなった。認知を患い特養に入っていたが病状が悪化して病院に転院したがコロナの為にその間面会は叶わなかった。やっと会えたのは葬式会場でだった。忸怩たる思いに苛まれた。 決して平坦ではなかったも

                映画 2022 - 男の痰壺
              • 心カテ無情 - 男の痰壺

                昨日から入院し、今日カテーテルをし、多分明後日まで退院できない。 1月にした検査で血流に異常があるとのことで、検査も兼ねてやったほうがいいと言われ、ここにいるわけだが、前代未聞の人手不足で、まともに休めない中、俺が4日も休めば人様に皺寄せの迷惑かけるなんて更々思うわけもなく、なんもせんと寝てればいいってラッキーじゃんって思うが、入院費だってバカにできないわけで、学費だ引越しだでとっくにマイナスに転じてる我が家のバランスシートが頭をよぎる。 まあ、よぎるだけで深く考えず、テレビつけてもコロナコロナで何がパンデミックやねんアホらしい、ペストやコレラやあるまいし、風邪のキツいやつやんけと思うが、せやけどこないだの日曜、ライブハウスのクラスター報道見て、プラネットに魔人ドラキュラ見に行くのん怖くなってやめたよな俺、日和ってるやんけ。 ここ幸いとシネスケ に連続投稿して、つくづくスマホって便利やなと

                  心カテ無情 - 男の痰壺
                • やさぐれ姐御伝 総括リンチ - 男の痰壺

                  ★★★ 2020年8月23日(日) 新世界東映 シネスケで評価が異様に高いので、相当に振り切れたものを期待してたのだが、そうでもなかった。「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」なる映画のシリーズ2作目だそう。 女侠映画のエロバージョン的な制作意図なんだろうが、それでも悪役親分に安部徹、良心派親分にアラカンと一応体裁は誂えております。 いったい何が起こんのかなあーな前半は興味は持続する。特に驚くほど充実したオープンセットとエキストラの潤沢さには驚かされた。 でも、結局は麻薬がらみの謀略とそれに絡んだあれやこれやに収斂してしまう物語には大した刺激はなかった。正直ダルかった。 ときに加藤泰かよというような異様に形式主義的に耽美なショットがある。それも前半に集中している。後半は展開の流れに演出は従属している。 冒頭、旅先でいきなり拉致拷問されるお蝶が逃げ出し彷徨うドヤ街の立体的でセットやエキストラの多さに期待

                    やさぐれ姐御伝 総括リンチ - 男の痰壺
                  • シネスケ・ライズアップ - 男の痰壺

                    後光がさしてるようだ。

                      シネスケ・ライズアップ - 男の痰壺
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