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ステーシーズの検索結果1 - 2 件 / 2件

  • ステーシーズ 少女再殺歌劇 考察(二) - 身すぎ世すぎ。

    しゃべるステーシー ――モモと有田 大槻ケンヂ著『ステーシー 少女ゾンビ再殺談』の首胴尾の胴体部分をなす「ステーシーの美術」は、全寮制女子美術学園の廃墟化した体育館や校庭で、13体の動く屍少女=ステーシーをロメロ再殺部隊が次々に切り刻む血祭りの場であり、一体のステーシー・モモに殺戮のすべてを見られているのでは? というおののきの感覚以外、物語が大きく展開するわけでもない。部隊は退去命令をひたすら待っていて、いわば救いのない失楽園に閉じこめられている。モーニング娘。による舞台版はいろんな制約から、きっとここを適当にはしょってモモの挿話だけを序章と終章をつなぐブリッジにするのかな、くらいにわたしはたかをくくっていた。ところが、この「モモと有田」の章こそが、「歌劇」の命脈となる肉厚の胴体部分を形づくっていて、心から驚きかつ魅了された。山奥の学園の阿鼻叫喚をブラックユーモアと詩情をこめてショーアッ

      ステーシーズ 少女再殺歌劇 考察(二) - 身すぎ世すぎ。
    • 『『ステーシーズ』感想文』

      「ステーシーズ 少女再殺歌劇」は2012年6月6日から12日に全労済ホール/スペース・ゼロにて上演された作品。 そしてわたくしの手元にある原作『ステーシーズ 少女再殺全談』は大槻ケンヂさんの著書で、角川文庫から出ている物です。 今回はこちらの原作と、それを元に上演された舞台作品について語りたいと思います。 * 「ステーシーズ」という作品は、ある日突然「ステーシー化現象」が起こった世界でのお話です。 「ステーシー化現象」とは14才から16,17才までの少女が、唐突に亡くなりその数時間後ゾンビとして再生し人々を襲い始める現象のこと。ゾンビ=ステーシーを再び亡き者にする行為を「再殺」といい、再殺するためには肉体を165分割以上の細切れにしなければならないのです。 男達は愛する娘・妹、そして恋人を再殺しなくてはならない。それが出来ない人たちの元には、再殺を請け負う組織「ロメロ再殺部隊」がやってきて

        『『ステーシーズ』感想文』
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