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  • 農業における「ソーラーシェアリング」とは 農業・エネルギー双方の課題解決のための期待 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

    新しい食料・農業・農村基本計画が2020年(令和2年)3月31日に閣議決定され、足腰の強い稼げる農業の実現を大きく掲げています。他方、2019年(令和元年)12月にスペインで開催されたCOP25において、世界からは、日本の停滞する地球温暖化対策に対して、強いコミットを求められました。 このように、農業とエネルギー、どちらの分野も大きな課題に直面しています。今回は、双方の課題解決への貢献が期待されている「ソーラーシェアリング」について紹介します。 「ソーラーシェアリング」とは何か 「ソーラーシェアリング」は、またの名を「営農型太陽光発電」と呼ばれています。田んぼや畑の地面に支柱を立てて太陽光パネルの屋根をつくり、上部空間で発電するとともに、パネルの間から生じる日射を用いて下部空間で今まで通り営農を行うものです。同じ農地において太陽光を営農と発電とで共有することから、ソーラーシェアリングと呼ば

      農業における「ソーラーシェアリング」とは 農業・エネルギー双方の課題解決のための期待 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
    • 種子法廃止は誰のためか──日本の農作物への影響と今後の課題 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

      「日本から国産の良質なコメが消える」――そんなショッキングな懸念とともに語られているのが、2018年4月に廃止となった種子法だ。廃止によって、外国産の種子に取って代わられ、やがて国民は遺伝子組み換えの農作物を食べざるを得なくなる、と心配されている。 なぜこのような声が上がるのか。そもそも種子法とはどんな法律だったのか。なぜ廃止されることになったのか。 今回は、種子法をめぐる議論を、日本の農業の歴史や法律が誕生した背景をもとに紐解いていきたい。 国民の公共財として守られてきた「種子」 2018年4月をもって廃止となった種子法は、1952年5月に制定された。正式名称は「主要農作物種子法」。主要農作物とは、コメ、麦、大豆のことで、主にコメを対象としている。 第二次世界大戦のさなか、日本は食糧不足に見舞われ、農家は強制的にコメを供出させられていた。種子も政府の統制下となり、良質な種子を農家が手にす

        種子法廃止は誰のためか──日本の農作物への影響と今後の課題 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
      • 農業×ITにおける時間管理【連載コラム「有機農業とワタシとITと」第1回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

        はじめに……有機農業とワタシとITと はじめまして。埼玉県小川町で久野農園という農園を営んでおります、園主の久野裕一と申します。これから3回にわたり、ワタシの20年間の農業とITにまつわる失敗の歴史を振り返っていきたいと思います。 さて、突然ですが、「農業×IT」という言葉から、皆さんは何を連想するでしょうか。 ワタシの妻曰く、「iPad持ちながら、スーツ着てる人が、ドローン飛ばして、セグウェイに乗っている感じ」 ……まあ、わかる気がします。イメージ大事。かっこよさ大事。 どうせやるなら、楽しく、かっこよく! ワタシなら、なおかつ、「もっと儲けたい。」 ……みなさまの本音はいかがでしょうか? 「“そとヅラ”は取り繕っているけれど、決算書なんてとても人には見せられない」 このコラムは、そんな農家の方にこそお読みいただきたい、ワタシの汗と涙の懺悔録です。 読者の皆様には、ぜひIoTを上手に使っ

          農業×ITにおける時間管理【連載コラム「有機農業とワタシとITと」第1回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
        • 農業に転用したい自動運転技術「LiDAR」とは?【窪田新之助の農業コラム】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

          北海道鹿追町で2019年9月に開かれた、キャベツを自動で収穫したり鉄製コンテナを運搬したりするデモ機の視察会。直後のシンポジウムで、研究の代表を務める立命館大学理工学部の深尾隆則教授が紹介した光センサー技術「LiDAR(ライダー)」は印象的だった。 「ライダー」とは「Light Detection and Ranging」の略。レーザーを全方位に飛ばしてその散乱光や反射光を観測することで、周囲にある対象物の輪郭やそこまでの距離を把握する技術である。 この技術が昨今注目されているのは、自動車の自動運転において。一定の空間における障害物を検知し、事故を起こすことなく自動車を安全に走行させることが期待されている。自動車メーカーからの需要の高まりから、2025年には3000億円を超える市場になるという。 ※写真はイメージです フォークリフトの鉄コン検知に トヨタグループと自動車の自動運転の技術を開

            農業に転用したい自動運転技術「LiDAR」とは?【窪田新之助の農業コラム】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
          • 日本のコメ生産コスト低減のカギは農作業用ドローンによる直播に【田牧一郎の「世界と日本のコメ事情」vol.11】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

            海外産コシヒカリの栽培に30年前から米国・カリフォルニア州で挑戦しながら、オリジナルブランドを開発し定着・普及させた株式会社田牧ファームスジャパンの代表取締役、田牧一郎さんによるコラム。 今回は、田牧さんがカリフォルニアで実際に行ってきた農業用飛行機や日本でのドローンを利用した「空から」の農業についてです。多機能な農業機械も便利ですが、コストがかかるのが最大の難点。「空から」の作業は以外とコストが抑えられることがわかります。これまで語られてきたように、日本でも研究が進められている直播栽培にするかどうかが、コスト削減の最大のポイントです。 世界中の農家がコスト低減策に悩んでいる 作業受託会社の農作業用飛行機前にて 時間と労力を削減できる一方、農機コストがのしかかる日本のコメ生産 今回は、コメの生産性向上対策を考えたとき、すぐに効果が見えそうな「生産費削減対策」を考えてみます。 日本はもとより

              日本のコメ生産コスト低減のカギは農作業用ドローンによる直播に【田牧一郎の「世界と日本のコメ事情」vol.11】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
            • 「第11回農業Week」で見つけた注目農業ソリューション【前編】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

              2021年10月13日(水)~15日(金)、第11回農業Weekが千葉県幕張メッセで開催されている。同イベントは、国際農業資材EXPO、国際スマート農業EXPO、国際6次産業化EXPO、国際畜産資材EXPOの4展で構成される展示会だ。また同時に、国際ガーデンEXPOとツールジャパンも開催されており、日本最大級の農業関連展示会と言って間違いないだろう。 そんな農業Week展示物のなかから、編集部の注目ブース&アイテムを紹介していきたい。前編となる本稿では、特定の製品・サービスジャンルにくくらずに気になったものを挙げていこう。 ※「第11回農業Week」は業界の商談展のため、一般の方、18歳未満の方の入場はお断りしている。 ドローンによる水稲直播技術がいよいよ本格化 コメ栽培において最も大きな栽培方法の転換ともいえるのが、昔ながらの育苗・移植から、他の作物と同様に水稲の種子をまく直播だ。移植栽

                「第11回農業Week」で見つけた注目農業ソリューション【前編】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
              • 常識を覆す10人の農業イノベーターたちが登場 新書「農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦」発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                文藝春秋は文春新書にて、「農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦」を10月18日に発売した。価格は800円(税抜)。 News Picksでも大反響を受けた記事を書籍化 3K、高齢化など衰退産業の代名詞のようにみなされてきた日本の農業だが、就業人口はこの20年で半減、耕作放棄地も40万ヘクタールを超えている。 そんななかで、希少で高品質な産品に特化し、トップブランドを作り上げたり、最新テクノロジーを導入したり、大規模な「植物工場」を立ち上げたり、といったこれまでの常識を覆すやり方で成功をおさめているイノベーターたちの農業が、「未来産業」として注目されている。本書では、そうした新しいリーダーたちを取り上げ、新ビジネスとしての農業を紹介する。 著者の川内イオは、海外移住経験を経てビジネス誌編集部などで勤務後、「規格外の稀な人」を追う「稀人ハンター」として多数のメディアに寄稿。本書はそんな川内が

                  常識を覆す10人の農業イノベーターたちが登場 新書「農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦」発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                • 発芽玄米とは?おうちで発芽させる方法・炊飯器での炊き方を紹介【管理栄養士コラム】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                  管理栄養士の大槻万須美です。 「発芽玄米」のこと、どのくらい知っていますか? 「玄米を発芽させたもの……?」「玄米より食べやすくなると聞いたことがある」など、知っているようで知らない発芽玄米について、自宅での発芽玄米の作り方やおいしい炊き方などを解説します。 こんなに栄養アップ! 発芽玄米の栄養素 発芽玄米とは、文字通り、玄米をわずかに発芽させたもの。スプラウト(発芽野菜)が話題になったように、植物の種子が新芽を出すときには、栄養素が凝縮されるとともに、新たな栄養成分が生まれ、玄米以上に栄養価が高まった状態になるといわれています。 玄米は白米に比べると、ビタミンB1・B6、マグネシウム、カルシウムなどのビタミン・ミネラルや、たんぱく質、食物繊維が豊富ですが、さらに、発芽することで「GABA(γ-アミノ酪酸)」という成分が大幅にアップすることが注目されています。 GABAは、白米や玄米にも含

                    発芽玄米とは?おうちで発芽させる方法・炊飯器での炊き方を紹介【管理栄養士コラム】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                  • 内側からキレイになるには「お米」がおすすめ! 潤いとハリ・腸内を整える | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                    主食としてよく食べられている「お米」が、実は美容にもいいことを知っていますか? 美容への意識はいまや、性別を問わず関心を持つ人は多いのではないでしょうか。 今回は美容の観点から、お米(ごはん)のメリットをご紹介します。 美しいボディラインをつくる 美しいボディラインといえば、「余計な体脂肪がない」、「適度に筋肉量がある」、「キュッとしまったウエスト」といった、メリハリのあるカラダを連想するのではないでしょうか。 筋肉量は基礎代謝量に比例するので、筋肉量が増えればエネルギー代謝が高くなり、体脂肪を蓄えにくいカラダをつくることが期待できます。筋肉量を維持するためには適度なエネルギー摂取が必要です。無理な食事制限をすると、体のたんぱく質がエネルギーとして利用され、筋肉量を減らして体脂肪率を増やしてしまう原因になりかねません。 筋肉量を維持し、体脂肪を増やさないためにも、ごはん食(お米)を中心とし

                      内側からキレイになるには「お米」がおすすめ! 潤いとハリ・腸内を整える | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                    • QRコードを使用して食の安心・安全を届ける実証実験がスタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                      大阪府箕面市を拠点に農産物の生産・加工・販売を手がける日本農業株式会社は、大日本印刷株式会社と共同で、パッケージに貼り付けたQRコードを使用して、商品の生産・加工・流通・販売のプロセス情報を提供する実証実験を開始した。 5つの情報を提供 今回の実証実験は、農業の六次産業化に取り組む日本農業株式会社と商品個別単位での情報管理を可能にした「スマートIoTパッケージ」を提供する大日本印刷株式会社のノウハウを組み合わせて実施するもの。 実証実験では、日本農業株式会社の農場で生産された野菜を使用した商品「たんとスープ」のパッケージに、生産工程記録、野菜出荷記録、野菜入荷記録、スープ製造記録、衛生管理記録の5つを登録したQRコードを貼り付けて、食の安心・安全に必要な情報を消費者に届ける。 石油由来の原料を排除した断熱性のある紙カップ「DNP断熱紙カップ HI-CUP 電子レンジ対応」を使用。 概要は以

                        QRコードを使用して食の安心・安全を届ける実証実験がスタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                      • いま見直したいお米の栄養素、タンパク質に腸内環境への効果も【管理栄養士コラム】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                        管理栄養士の大槻万須美です。 一日にお米はどのくらい食べていますか? 朝にパン、昼にパスタ、夜はお酒を飲むため炭水化物を摂らないようにしている……など、お米をあまり食べない人も増えているといいます。 ですが、お米にはたくさんの栄養成分が含まれており、健康への寄与度も大きいことがわかっています。 お米に含まれる栄養素の中でも特に注目したい3つと、その健康への効果について見てみましょう。 知っておきたいお米の栄養素3つ お米は炭水化物のかたまりで、それ以外の栄養素はほとんど含まれていないと思っていませんか? お米には実はさまざまな栄養素が含まれており、中でも特に注目したいのがこちらの3つの成分です。 1.血糖値の上昇がおだやかな「デンプン」 健康を維持するために重要なポイントの1つが血糖値の急上昇を防ぐこと。一方で、人が生活をする上で炭水化物を制限しすぎることは、さまざまな観点からもリスクが高

                          いま見直したいお米の栄養素、タンパク質に腸内環境への効果も【管理栄養士コラム】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                        • 生産者にとって本当に役立つ自動灌水、自動換気・遮光システムとは【生産者目線でスマート農業を考える 第18回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                          生産者にとって本当に役立つ自動灌水、自動換気・遮光システムとは【生産者目線でスマート農業を考える 第18回】 こんにちは。日本農業サポート研究所の福田浩一です。 今年の7月にSMART AGRIの「ニュース」として取り上げられていた「ひろしま型スマート農業プロジェクト」の実証現場に行く機会がありました。苗箱(seed box)で種が発芽する様子を県内のスマート農業の拡大になぞらえて、「ひろしまseed box」という愛称で呼ばれています。 広島県では、県内で広く導入が見込めるスマート農業として、「ほうれんそうおよびこまつなの栽培から販売までの効率的な一貫体系の構築」「カット用青ねぎの露地栽培における効率的な一貫体系の構築」「ぶどうの大規模栽培の実現に向けた効率的な作業体系の構築」という3つの実証プロジェクトが進行しています。 その中でも印象的だった、「ほうれんそうおよびこまつなの栽培から販

                            生産者にとって本当に役立つ自動灌水、自動換気・遮光システムとは【生産者目線でスマート農業を考える 第18回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                          • 超強力の秋まき新品種小麦「みのりのちから」の実力とは | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                            秋まき小麦で超強力かつ多収性の新品種として普及が期待される「みのりのちから」(※注)の栽培が北海道でじわりと広がってきた。 生産と加工についてどんな結果が出ているのか。その普及に当たる、北海道音更町に本社がある小麦の集荷業者の株式会社山本忠信商店(以下、ヤマチュウ)に話を聞いた。 ※注 チホク会は「みのりのちから」について産地品種銘柄を申請して、2020年に「パン用と中華麺用」の用途でその指定を受けた。 山本専務(右)のほか山本忠信商店の社員 秋まきで収量増が見込める「みのりのちから」 小麦で超強力の特性を持った品種といえば「ゆめちから」。農研機構が開発し、北海道ではすでに産地品種銘柄になっている。主にパン用小麦として大手の製パン業者を筆頭に使われている。 そもそも、パンに適しているのはグルテンが多くて粘性が高い強力粉だ。しかし、強力粉になるのは春に種をまき、盆に刈り取る品種ばかり。秋まき

                              超強力の秋まき新品種小麦「みのりのちから」の実力とは | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                            • 兼業農家就農から3年間で感じた、農業の難しさと楽しさ【藤本一志の就農コラム 第27回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                              こんにちは。岡山県真庭市の兼業農家、藤本一志です。 約2年続いた私のコラムも、今回で最終回。 今回は、昨年から使い始めた通販サービス「BASE」の感想を述べつつ、兼業農家として農業に関わる中で感じたことをまとめます。 BASEで販売管理が楽になった BASEの販売ページ 2021年10月から、BASEを使って販売管理を始めました。 BASEについては第19回で記したように、勉強会に参加してノウハウを習得していました。いざ使ってみると、今までより販売管理にかける労力が削減されて、気持ちが楽になりました。 BASE導入以前の注文の流れは以下の通りです。 口頭やDMで注文を受ける スマホのメモ帳に書き留める 帰宅後にExcelに打ち込む 発送 この方法だと、注文を受けるたびに私がメモ帳に書き込む手間が生まれてしまいます。また、「メモ帳に書いてある」という安心感から、Excelへの転記を忘れてしま

                                兼業農家就農から3年間で感じた、農業の難しさと楽しさ【藤本一志の就農コラム 第27回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                              • AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」が養液栽培に対応 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                AI搭載型の潅水制御システム「ゼロアグリ」を提供する株式会社ルートレック・ネットワークスは、いちごの高設栽培やトマトのポット栽培に使用できる排液流量自動制御技術を搭載した「ゼロアグリ for 養液栽培」をリリースした。 「ゼロアグリ」は、各種センサーで取得した情報や気象情報をAIが分析して農作物の水やり作業や施肥作業を自動で実行するシステム。スマートフォン等のデバイスを使用して、栽培情報をモニタリングしながら、潅水・施肥量を手動で調整することもできる。 ゼロアグリの仕組み ゼロアグリの管理画面 肥料コスト削減や環境へのリスクが課題に 高設栽培やポット栽培は、土耕栽培と比較して「病気が発生しにくい」、「作業がしやすい」、「新規就農者でも栽培ノウハウを習得しやすく成果を出しやすい」等のメリットがあるといわれている。 一般的に高設栽培やポット栽培で実施する潅水・施肥作業は、 点滴チューブ等を使用

                                  AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」が養液栽培に対応 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                • いまさら聞けない農業の「単位」のハナシ。「一反」や「一町歩」ってどういう意味? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                  農業では「一反」や「一町」といった普段聞き慣れない言葉を耳にすることがあります。これは、昔から日本で使用されている「尺貫法」の面積の単位です。 特に農家の方にとってはなじみ深い単位ですが、一般的には知られていないため、よく理解できていないという人も多いかもしれません。裏を返せば、これらの単位を瞬時に頭の中で計算できるようになれば、ベテランや先輩の農家、営農指導員との会話もよりスムーズにできるようになります。 本記事では、これらの日本古来の単位の読み方や、農作業を行う上で覚えておくと便利な変換方法について紹介します。 明治時代までは当たり前? 農業に今も息づく「尺貫法」 尺貫法は日本で古くから利用されている計量法です。明治時代まではメートル法と併用されていましたが、1959年からメートル法に統一され、正式な取引や証明の中では、尺貫法を使用することはできなくなりました。 しかし、現在でも不動産

                                    いまさら聞けない農業の「単位」のハナシ。「一反」や「一町歩」ってどういう意味? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                  • 農業IoT事業者向け「水田用水位センサー」のELTRES版が2022年7月末に発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                    株式会社Braveridgeは、「ELTRES(TM)IoTネットワークサービス」を活用して水田の水位を遠隔から検知する「CROPz 水田用水位センサーELTRES」の販売を2022年7月末から開始する。販売価格は1万8000円(税抜)。 「ELTRES(TM) IoTネットワークサービス」は、ソニーオリジナルの無線通信規格であるELTRESを用いたIoTネットワークサービス。長距離安定通信・高速移動体通信・低消費電力の3つの特長がある。 センサーと基地局を直接つなぐ 日本の水稲栽培の現場では、水田の水回り作業の省力化を目的に水田の水位を管理する農業IoTセンサーの普及が進められているが、稲の生育に最適な水深を維持していくためには、水田1枚ごとにセンサーを設置する必要があるという。 「CROPz 水田用水位センサーELTRES」は、同社が2022年5月に農業IoTサービス事業者向けに発売し

                                      農業IoT事業者向け「水田用水位センサー」のELTRES版が2022年7月末に発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                    • 炊飯器の炊飯予約、お米は何時間水につけっぱなしでもいいの? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                      管理栄養士の大槻万須美です。 洗米・吸水・炊飯。ごはんを炊くには時間がかかるため、食事の時刻に合わせてタイミングよく炊き立てのごはんをいただくためには、炊飯器の予約機能が便利です。 でも、お米を長時間水につけたままにしていて、おいしさや食中毒の観点から大丈夫なのか気になりますよね。 予約は何時間先までいいのか……といった疑問への解説とともに、予約機能を上手に使うコツについてもお伝えします。 炊飯器の予約は何時間までOK? 炊飯器の予約機能はとても便利ではありますが、気になるのが、どのくらいの時間お米を炊かずに水につけたまま置いておいてもよいのか、ということ。 特に食中毒には細心の注意を払いたいですよね。 食中毒菌発育の三要素は「水分」「栄養」「適温」といわれており、お米を吸水させているときには、菌の繁殖に欠かせない「水分」と「栄養」がそろっているため、菌が増殖しやすい状態にあるといえます。

                                        炊飯器の炊飯予約、お米は何時間水につけっぱなしでもいいの? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                      • AIで栽培する全自動ビニールハウスでトマト初収穫 横浜市でスタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                        神奈川県横浜市を本拠に化粧品、飲料水、健康食品の製造・販売事業を展開する株式会社NDYunitedは、AI搭載型の次世代ビニールハウス「ホワイトフィールド」を使用して栽培したオリジナルブランドトマト「チェストマト」の収穫を2022年2月から開始する。 「ホワイトフィールド」は、神奈川県横浜市のベテラントマト農家である平本喜誉作氏の知識とノウハウを学習したAIが農作物の成長に必要な水やり作業や施肥作業、温度管理、湿度管理を自動で実行する次世代型のビニールハウスである。 ホワイトフィールドの内装 ホワイトフィールドの稼働箇所 元メジャーリーガーの川崎宗則氏が命名 「チェストマト」は、「トマトの原点はアンデスの山奥にあり、日本の気候はトマトにとって快適すぎて本来の姿を失っているのではないか?」という仮説に基づいた育成方法で栽培された最高糖度7以上の高品質トマト。 栽培を担当したのは、横浜市のJリ

                                          AIで栽培する全自動ビニールハウスでトマト初収穫 横浜市でスタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                        • ヤンマーアグリ、農薬散布用ドローン「T10」と「T30」を発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                          産業機械大手ヤンマーホールディングス株式会社のグループ企業で農業機械の開発・製造を手がけるヤンマーアグリ株式会社は、農薬散布用ドローン「T10」と「T30」の販売を開始した。販売価格は「T10」が126万5000円(税込)から。「T30」が169万7300円(税込)から。 農薬散布用ドローン「T20」の上・下位モデル 「T10」は、国土の約7割を中山間地域が占めるといわれる日本の農業に適した小規模農家向けのモデルで、「T30」は、稲作や畑作、果樹栽培など農業を専業に営む大規模農家向けのモデルである。 特長は以下の通りだ。 1.新開発のプランジャーポンプを採用(※「T30」のみ) 2.障害物自動回避機能と360度球面型全方位レーダーによる自動航行で、障害物を回避しながら散布作業を行うことができる。 3.障害物を検知した場合でも、事前に飛行ルートを設定していれば本来の航行ルートに復帰することが

                                            ヤンマーアグリ、農薬散布用ドローン「T10」と「T30」を発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                          • 「無農薬」と「特別栽培農産物」は何が違う?正しい農産物の表示とは。 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                            スーパーやマルシェ、通販などで目にする「無農薬」という言葉。それを見たときに、あなたはどんなイメージを持ちますか? きっと、多くの方は「農薬を使わないで育った安心安全な農産物なのだろう」と思うのではないでしょうか。 しかし残念なことに、そうとは言いきれない事情があります。実は、「無農薬」という表示は、日本ではルール違反。農産物を販売するためにパッケージに表示したり、商品説明に使用したりすることは禁止されているのです。 この記事では、安心な農産物を選ぶために必要な、農産物の表示に関するルールのひとつである、「特別栽培農産物」についてご説明します。 「無農薬」という言葉で農産物を売ってはいけない 日本で食品を販売するときに「無農薬」の表示は禁止されている──そう聞いて、意外に思った方は多いのではないでしょうか。実際にインターネットで検索すれば、「無農薬」という言葉を使って販売されている農産物は

                                              「無農薬」と「特別栽培農産物」は何が違う?正しい農産物の表示とは。 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                            • 市販の手押し車を電動化できる「E-Cat kit」が発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                              株式会社CuboRexは、農作物の運搬作業等に使用する市販の一輪車を電動化する「E-Cat kit(イーキャットキット)」を発売した。価格は14万3000円(税込)。 「E-Cat kit(イーキャットキット)」は、JAグループが保有する施設や店舗ネットワーク、農業者との接点等の資産を活用できるJAアクセラレーター第2期の支援を受け開発された製品だ。2020年10月に開始されたみかんの一大生産地である和歌山県のJAありだとの先行販売では、4カ月で100台を販売した。 JAアクセラレーター第2期の採択企業として農業用不整地走行システムの開発を推進 CuboRexは、農地や雪上など不整地走行も可能な小型移動機器の開発・製造・販売を手がける企業で、JAアクセラレーター第二期の採択企業として、農業用不整地走行システムの開発を推進している。 JAアクセラレーターとは、JAグループの資源を用いて農業や

                                                市販の手押し車を電動化できる「E-Cat kit」が発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                              • 農家のDX化に取り組む熊本の若手農業者集団「AGRI WARRIORS KUMAMOTO」が本格始動 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                熊本県農業の発展や地域経済への貢献を柱に、100年先も続く農家を目指す若手農業者集団AGRI WARRIORS KUMAMOTOが、株式会社ADDIXとdot button company株式会社が共同運営する地域DX支援プログラム「sameboat(セイムボート)」を通じて資金調達後、Webサイトを公開し、オンラインを起点に活動を開始した。 「sameboat」は、地域産業の持続的なサポートを目的に、情熱を持つ地域の事業者と優秀なパートナー企業・クリエイターをマッチングして、その活動に必要な資金を提供する支援者を募るプログラムである。 AGRI WARRIORS KUMAMOTOは、「sameboat」の第一号案件だ。公式Webサイトの開設日が2016年4月14日に発生した熊本地震の5年後にあたることから、「あの日を忘れずこれからも前進していく」という想いを込めて同日に組織を一般社団法人

                                                  農家のDX化に取り組む熊本の若手農業者集団「AGRI WARRIORS KUMAMOTO」が本格始動 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                • 「スマート農業DXサミット2021」が12月5日にオンラインで開催 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                  宮崎県児湯郡新富町を本拠に持続可能な地域づくりに取り組む一般財団法人こゆ地域づくり推進機構は、ロボットやAI、ICTを活用した農業を推進するスマート農業推進協会、地方移住をテーマにしたローカルライフマガジン「TURNS」を発行する株式会社第一プログレスと共同で、「スマート農業DXサミット2021」を2021年12月5日(日)にオンラインで開催する。料金は無料。 出典:https://turns.jp/52235 スマート農業の未来を語る   「スマート農業DXサミット2021」は、スマート農業に関する知見を有する企業の代表者、農業者、研究者らをゲストに迎え、農業のDX化に必要な課題を話し合うイベントである。 内容は以下の通りだ。 ・当日のスケジュール 1.スマート農業推進協会の紹介 2.基調講演 3.パネルディスカッション1 サステナビリティ、 SDGs、 環境負荷、 持続可能性…さまざま

                                                    「スマート農業DXサミット2021」が12月5日にオンラインで開催 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                  • 農業人材専門のマッチングアプリ『農mers(ノウマーズ)』をマイナビがリリース | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                    株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行氏)は、農作業専門の人材マッチングアプリ『農mers(ノウマーズ)』を2019年9月30日(月)にリリースした。 農mers(ノウマーズ)とは? 農mersは、働き手を求める農家と農業を始めたい人をつなぐ農作業専門のマッチングアプリだ。 働き手を求める農家は定植や耕運、施肥、栽培管理など人手が不足している作業を登録することができ、農業を始めたい人は希望条件やスキルなどプロフィール情報を登録できる。 詳細を含めた具体的なやりとりは、すべてアプリ内の専用チャットで行われ、終了後は双方がレビューで評価する仕組みだ。 登録や利用に費用は一切かからず、アプリをダウンロードすれば無料でサービスを利用することができる。 農業の新しい働き方 2019年5月に行われたアプリの試験公開では、農業における担い手不足や人材の不定着など、日本農業の問題

                                                      農業人材専門のマッチングアプリ『農mers(ノウマーズ)』をマイナビがリリース | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                    • 世界のスマート農業成功事例に学ぶ 〜アメリカ、オランダの例 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                      進化を続けるICT技術はさまざまな産業に波及して、サービスを効率化し、ユーザーの利便性を高めてきたが、農業や漁業をはじめとした第一次産業は、こうした技術革新に今ひとつ乗り切れていない印象がある。しかし、ICT技術は、いよいよ第一次産業をも大きく変えようとしている。 世界中で急速に進むスマート農業 スマート農業(スマートアグリ)は、ロボット技術やICT技術を活用する農業のこと。これら科学技術を使うことで、農作業の作業効率を上げ、品質の高い生産物を実現する。 日本では、高齢化に伴い農業労働力の急速な低下が懸念されてきた。それをカバーするためには、AIやIoT技術を用いたスマート農業の導入が急務とされている。農林水産省も経済界と連携して、GPS自動走行システムを搭載した農機や、重労働を軽減するアシストスーツなどの研究開発、あるいは導入実証を進めているところだ。 こうした動きは日本だけのものではな

                                                        世界のスマート農業成功事例に学ぶ 〜アメリカ、オランダの例 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                      • 自動飛行ドローンによる水稲直播 × AI解析ピンポイント農薬散布に世界で初めて成功!【石川県×オプティムの取り組み 前編】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                        自動飛行ドローンによる水稲直播 × AI解析ピンポイント農薬散布に世界で初めて成功!【石川県×オプティムの取り組み 前編】 コメの栽培の過程は、育苗、田植え、生育、収穫と大きく4つの段階に分かれます。日本の田植えといえば、青々と育てた苗を横一列になって腰をかがめながら田んぼに植えていく光景を誰もが思い浮かべるでしょう。 しかし、以前から育苗の時間と手間、田植え作業を軽減するとして注目されていた「直播」(直接播種)という方法が、スマート農業技術の進歩によって活用できるようになりつつあります。 直播とは、圃場に直接種子を播く米作りの方法のこと。苗を育てて植える移植栽培の方が苗立ちがよく、並び(条)がうまく作れるのですが、大規模農業法人の場合、直播にすることで育苗の時間と場所、作業の手間を大幅に省くことができます。 そんな直播をドローンで実現しようとしているのが、株式会社オプティムと石川県農林総

                                                          自動飛行ドローンによる水稲直播 × AI解析ピンポイント農薬散布に世界で初めて成功!【石川県×オプティムの取り組み 前編】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                        • 念願の農地(ビニールハウス)をゲット!【さわちんの「リアルタイム新規就農日記」第5回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                          「SMART AGRI」をご覧のみなさん、こんにちは。 さわちんと申します。現在37歳で、妻と小学生の子ども2人の4人家族です。 今回は、移住前からの懸念の一つであった「農地」について進展がありましたので、そちらをお伝えしようと思います。 町内会長さんとのお話 ある日、町内会長さんから、ちょっとうちにおいで~というお電話が。 自転車で、町内会長さんの大きなお家に向かったところ、さわちんの移住先の地域では毎年夏と秋に祭りを催しているようで、その説明をしてくれました。 今年はコロナの影響で開催できるか微妙なところだけど、どんなことをするのかは、こういった記録を後世に残すために、去年のお祭りをDVD化してるから、それを見てみてねと、町内会長さん。 帰って実際に見てみると、田舎のほんわかとしたお祭りが記録されており、微笑ましいなぁという思いと、若い人が少なく、だいぶ進んでいる高齢化の問題が見え隠れ

                                                            念願の農地(ビニールハウス)をゲット!【さわちんの「リアルタイム新規就農日記」第5回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                          • スマート農業の未来を考えるイベント「スマートアグリ・シンポジウム in富山」 開催のお知らせ(2020年1月19日)

                                                            スマート農業の未来を考えるイベント「スマートアグリ・シンポジウム in富山」 開催のお知らせ(2020年1月19日) 農林水産 例年、農閑期のこの時期に、農業の課題をITで解決する「スマートアグリ」に取り組む企業が会し、最先端のサービスや事例をご紹介している本シンポジウムにおいて、今年は特に農家の課題となっている『除草』をテーマといたします。農家の人材不足問題解消の取り組み事例のご紹介や耕作放棄地増加の問題について専門家の講演、『自走草刈り機』の展示もございます。 この度、日本農業情報システム協会(本部:東京都新宿区、代表理事:渡邊智之、以下 JAISA)、株式会社笑農和(本社:富山県滑川市、代表取締役:下村豪徳)、株式会社国際有機公社(本社:富山県南砺市、代表取締役:吉田剛)は、2020年1月19日(日) 富山県富山市にて「スマートアグリシンポジウム in 富山」を開催します。 例年、農

                                                              スマート農業の未来を考えるイベント「スマートアグリ・シンポジウム in富山」 開催のお知らせ(2020年1月19日)
                                                            • 農業未経験の女子大生がなぜ農業の道に?【目指せレモン農家! 槇紗加の農業奮闘記 第1回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                              「SMART AGRI」をご覧のみなさん、はじめまして。レモン農家研修生の槇 紗加(まき さやか)と申します。 レモン農家になるため、神奈川県小田原市の矢郷農園で修行中の23歳です。普段は、レモンだけでなくオレンジやみかんなどの柑橘類、キウイフルーツ、オリーブ、梅などを育てています。 今回、私が新規就農するまでの道のりや日頃の農作業の様子をみなさんに届けるため、コラムを執筆することになりました! 第1回目は、農業未経験の女子大生だった私がなぜ農業の道に進んだか、その理由をご紹介します。 農業は、遠い存在だった 現在レモン農家を目指して修行中の私ですが、元々農業には縁がなく、農家さんは関わる機会のない遠い存在でした。 非農家のサラリーマン家庭に生まれ、大学時代は教育学科で幼児・児童教育を専攻。大学3年生から就職活動を始め、一般企業に内定をいただきそのまま就職をする予定でした。 しかし、内定先

                                                                農業未経験の女子大生がなぜ農業の道に?【目指せレモン農家! 槇紗加の農業奮闘記 第1回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                              • 「育ち盛りのお子さんに食べてほしい!」能登でひゃくまん穀を育てる裏さん【スマート米2022農家紹介】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米作りをしている「スマート米」。先進のIT技術を利用し、農薬や肥料の使用量を最小限に抑えて育てたお米です。特別栽培米や残留農薬不検出のお米も。各地のおいしい銘柄をラインナップしています。 今回は石川県能登半島で「ひゃくまん穀」を作っている裏 貴大さん(株式会社ゆめうらら)に、2021年の新米や米作りについて聞きました。 ■裏さんのスマート米「能登 ひゃくまん穀」はこちら スマート米2022(R3年度産米)スマート米 石川県産 ひゃくまんごく 1.8kg 裏さんが作る「ひゃくまん穀」はどんなお米? 「ひゃくまん穀」は、石川県で9年かけて開発され2017年にデビューした新しいお米です。その特徴は何と言っても、お米の粒ひとつひとつが大きく、食べ応えがあること。粘りが強くもっちりとしており、お米自体の旨みを味わえます。 裏さんはひゃくまん穀について、

                                                                  「育ち盛りのお子さんに食べてほしい!」能登でひゃくまん穀を育てる裏さん【スマート米2022農家紹介】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                • 玄米の効果をアップさせる!一緒にとりたい食材は? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                  今年は連日の猛暑……この秋は残暑も厳しそうですし、冬になっても感染症対策で運動不足になりがちなのが予想され、体調管理が難しくなりますね。 暑くても冷たいものや麺類を食べ過ぎず、寒くて外に出るのが億劫でも適度に動いて食事量を落とさず、お米(玄米や雑穀ごはん)や今回ご紹介する「あるメニュー」などをしっかりと食べてコントロールをしている管理栄養士の柴田真希です。 完全栄養食とも言われている玄米ですが、より健康効果を上げるためにいっしょにとりたい栄養素(食材)があります。 わたしが、玄米といっしょにしっかり食べているものとは何なのかをご紹介していきます。 お腹の調子を整える効果をアップさせるには 「玄米がダイエットにいいって本当?管理栄養士がおすすめする5つの理由」のコラムでもご紹介しましたが、玄米には白米に比べて豊富な栄養素が含まれています。そのひとつが「食物繊維」。 100gあたり/「日本食品

                                                                    玄米の効果をアップさせる!一緒にとりたい食材は? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                  • 簡単に移動ロボットを自作できる「CuGo」、販売台数300台を突破 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                    農地や雪上など不整地走行が可能な小型移動機器の開発・製造・販売を手がける株式会社CuboRexは、産業ロボット向け電動クローラユニット「CuGo」の累計販売台数が発売21カ月で300台を突破したことを発表した。 取り付けるだけで移動ロボットを自作 産業ロボット向け電動クローラユニット「CuGo」は、クローラー自体に動力が内蔵されたロボット開発向けのパーツユニット。自動除草ロボットや収穫サポートロボットなど農業分野での活用も進んでいる。 以下がその一部である。 1.東京大学大学院農学生命科の海津裕教授が開発した「小型自動除草ロボット」 農作物の畝間を自動走行する小型自動除草ロボット。 自動栗拾いロボット、 農作物の成長観察ロボット、 農地内マップ制作用移動ロボットの開発も予定されいる。 2.東京のロボットベンチャーでロボット開発を手がける橋本氏が開発した「みかん収穫サポートロボット」 果樹農

                                                                      簡単に移動ロボットを自作できる「CuGo」、販売台数300台を突破 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                    • MOVIMASと軽米町、IoTとバイオマスを活用した循環型農業で連携 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                      IoTを活用したクラウド制御システムの開発を手がける株式会社MOVIMASと岩手県軽米町は、IoT農業を通じて脱炭素社会実現に向けた取り組みを推進する包括連携協定を締結した。 調印式の様子 (左)軽米町長 山本賢一氏(中央)MOVIMAS代表取締役 兒玉則浩氏(右)地域の地権者 清藤壽氏 IoTとバイオエネルギーを活用 軽米町は、岩手県の北部に位置する人口8895人の町。(2020年3月1日時点) アワやヒエ、アマランサスなどの雑穀類やリンゴやサルナシなどの果実類の栽培が盛んで、内閣府・総務省・文部科学省・農林水産省・経済産業省・国土交通省・環境省ら関係7府省が共同で選定するバイオマス産業都市の認定も受けている。 バイオマス産業都市とは、バイオマス原料の生産・収集・運搬・製造・利用に必要な一貫システムを構築して環境に優しいまち・むらづくりを目指す地域のことである。 今回の連携協定では、Io

                                                                        MOVIMASと軽米町、IoTとバイオマスを活用した循環型農業で連携 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                      • 果樹・ハウス栽培向けの農薬散布車両「ZEUS R120」が発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                        農薬散布用ドローン「ヘリオスアグリシリーズ」の開発・製造・販売を手がける東京ドローンプラス株式会社は、遠隔操作が可能な農薬散布車両「ZEUS R120」の販売を開始した。 現在、日本の農業現場では農業用ドローンを使用した農薬散布作業の普及が進められているが、上部空間がビニールや樹木の葉で覆われているハウス栽培や果樹栽培では使用できないという課題があった。 果樹・ハウス栽培の課題を解決 「ZEUS R120」は、農業用ドローンを使用した空中散布が困難なハウス栽培や果樹栽培でも使用できる農薬散布専門の車両。最大散布幅・散布高は約4mで120リットルの大容量タンクを搭載している。 特長は以下の通り。 遠隔操作に必要なカメラと夜間での走行を想定したライトを搭載。 散布量・散布方向の調整ができるモード変換機能付き。 散布装置の位置を自由にカスタマイズ。 タンクは取り外せば運搬機としての利用も可能。

                                                                          果樹・ハウス栽培向けの農薬散布車両「ZEUS R120」が発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                        • ヤマハ、高校生に向けてドローン中心の「スモールスマート農業研修会」を実施 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                          産業機械大手のヤマハ発動機株式会社は、静岡県立浜松湖北高校の生徒40名を対象にした農業研修会である「スモールスマート農業研修会」を2021年12月16日に浜松市春野協働センターで開催した。 出典:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/887099 農業用ドローン「YMR-08」のデモフライト等を実施 「スモールスマート農業研修会」は、同社が参画する「浜松市スモールスマート農業実証コンソーシアム」のアウトリーチ活動の一環として開催された高校生向けの農業研修会。 「浜松市スモールスマート農業実証コンソーシアム」は、中山間地域が多い浜松市の持続可能な地域振興を目標に、スマート農業を活用したビジネスモデルの確立を目指す共同事業体である。 当日は、「浜松市スモールスマート農業実証コンソーシアム」が設置した春野町実証圃場を利用して、同社の農業用ドローン「Y

                                                                            ヤマハ、高校生に向けてドローン中心の「スモールスマート農業研修会」を実施 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                          • お米でもたんぱく質が取れる?「植物由来たんぱく質」の上手な取り入れ方を解説 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                            健康的な体づくりに、たんぱく質は欠かせない栄養素です。筋肉増強や美容のために意識している人も多いのではないでしょうか。しかし、食べかたによってたんぱく質は、筋肉にも体脂肪にもなってしまうのです。 たんぱく質を健康的に取り入れる方法と意外と知られていないお米との関係についてご紹介します。 そもそもたんぱく質ってどんな性質? たんぱく質は筋肉や骨など体の組織をつくる栄養素で、ホルモンや酵素の材料としても利用されます。 20種類のアミノ酸が結合して作られますが、そのうち9種類は体内で合成できないため、食事から摂取する必要があり、これを必須アミノ酸と呼びます。その含有率を「アミノ酸スコア」として全ての必須アミノ酸がバランスよく含まれているかの指標となっています。 肉、魚、卵、乳製品といった動物由来のたんぱく質は、必須アミノ酸をバランスよく含み、アミノ酸スコアは100。 一方で大豆や穀類など植物由来

                                                                              お米でもたんぱく質が取れる?「植物由来たんぱく質」の上手な取り入れ方を解説 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                            • トプコンの農機用自動操舵システムが「第9回ロボット大賞」で優秀賞 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                              株式会社トプコンが開発した農業機械専用の自動操舵システムが、ロボット技術の先進的な活用事例や取り組みを表彰する第9回ロボット大賞の優秀賞(農林水産業・食品産業部門)に選出されたことを発表した。 第9回ロボット大賞は、日本のロボット技術の発展や社会実装の促進を目的に、農林水産省、経済産業省、総務省、文部科学省、厚生労働省、国土交通省、一般社団法人日本機械工業連合会が募集した公募型のコンテストである。 トプコンが開発した自動操舵システム 農業機械の自動化システム トプコンの自動操舵システムは、すでに所有している農機に後付けするもの。既存の農機を簡単に自動化でき、複数の農機で使い回すことも可能なため、1つのシステムで多様な農作業に対応できることが評価され、受賞に至った。 特徴は下記の通り。 1.既存の農業用トラクターを自動化 2.機器の取り付けが簡単で季節性の強い農業機械との兼用も可能 3.農作

                                                                                トプコンの農機用自動操舵システムが「第9回ロボット大賞」で優秀賞 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                              • AI米粒等級解析アプリ「らいす」が4つのバージョンアップを実施 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                                株式会社スカイマティクスは、2020年7月にリリースしたAI米粒等級解析アプリ「らいす」のバージョンアップを実施した。 米粒等級解析アプリ「らいす」は、アプリ内のカメラで撮影した米粒の画像をAIが解析して等級の目安を判定するアプリである。判定結果は、稲刈日や乾燥日、籾摺日、ロットNo、品種情報等とセットで管理され、農作物検査場で検査した実際の等級も入力できる。 使いやすさを重視した4つの機能を追加・改訂 今回実施したバージョンアップの内容は以下の通り。 1.ダッシュボード型ホーム画面への改訂 ホーム画面を一新。 蓄積したデータをホーム画面で確認できる。 2.解析結果画面のユーザビリティ向上 7色で表示していた解析結果画面の配色を4色に減色。分類別の割合表示も棒グラフから円グラフに変更している。 3.解析結果ビューアによるオリジナル画像参照機能の追加 解析結果の表示・非表示の切り替え機能を使

                                                                                  AI米粒等級解析アプリ「らいす」が4つのバージョンアップを実施 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                                • マイファーム、新規就農者向け農業研修「就農アグリトレーニングプログラム」を開始 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                                  社会人向け週末農業スクール アグリイノベーション大学校を運営する株式会社マイファームは、新規就農希望者に向けた農業研修「就農アグリトレーニングプログラム」を開始した。 このプログラムは、同社が2020年7月10日に取得した複数地域認定農業者の認定を受けて開始されたものという。 同社は、自治体が新規就農希望者に提示する農業研修先として、新規就農者の課題をサポートしたい考えだ。 マイファームは、社会人向けの週末農業スクール アグリイノベーション大学校を運営する企業。耕作放棄地の再生および収益化事業、体験農園事業等を展開する。 アグリイノベーション大学校は、農業経営のトップランナーや生産技術のイノベーター、農産物流通の専門家らを講師に迎えた週末農業スクール。農業技術の原理原則ほか経営戦略、計画策定、実践科目などが学べる。 「認定農業者として、より多くの新規就農希望者の研修を受け入れたい」 「就農

                                                                                    マイファーム、新規就農者向け農業研修「就農アグリトレーニングプログラム」を開始 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」