SDGsやESG経営など、サステナビリティに対する世界的な関心の高まりによって、企業活動は大きな変革を迫られている。企業が生み出すプロダクトやサービスそのもののよさだけでなく、それらを生み出す過程がより重要視されるようになってきたなか、新しい時代のサプライチェーンはどのようにあるべきなのか。社会や自然環境をよりよくするためソーシャルデザインの手法を用いてサステナビリティ教育に取り組む一般社団法人Think the Earth理事の上田壮一さんに、サステナビリティに対する理解を深め、それぞれが実践していくためのヒントを伺った。 上田 壮一(うえだ そういち) 一般社団法人Think the Earth 理事/多摩美術大学客員教授 1965年兵庫県生まれ。95年の阪神淡路大震災をきっかけに、「社会のためにできる仕事をしたい」との思いから広告代理店を退職。01年に24時間で1周(自転)する地球儀