コージーミステリー小説の魅力日常的な場面での謎を扱うコージーミステリー。ミステリー小説でおなじみのいわゆる“探偵”は登場せず、探偵を職業としていない“素人”が探偵役を担い、謎を解き、事件を解決していきます。喫茶店が舞台なら、喫茶店の店主やお客さん、学校が舞台なら生徒や先生など、「私でも解けるかも!」と思える親近感も魅力です。殺人事件や残忍な事件はあまり発生せず、身近な謎に挑む物語が多め。ミステリー小説初心者にはもちろん、難解なミステリーの箸休め的な存在として楽しむのがおすすめです。ほっこりする書影も多く、ついつい手にしたくなる本が多いのもコージーミステリーの特長です。 コージーミステリー小説おすすめ21選<国内編>『配達あかずきん』 大崎梢(著) 出版社(レーベル):東京創元社 しっかり者の杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が働くのは、駅ビルの六階にあるごくごく普通の書店・成風堂。近所に住む