ツール・ド・フランス2024機材レポートby辻啓 vol.1 プロトン内のタイヤ幅の拡大が止まらない 未舗装ステージの平均は30mm すでに30mm幅のタイヤが市民権を得ている現在のプロトン。チューブレスタイヤ全盛期とも言える今、ツール・ド・フランスではどのようなタイヤが使用されているのか、現地からフォトグラファーの辻啓がお伝えする。 ポガチャルはじめUAEはGRAND PRIX 5000S TR。30mmを常用する photo:Kei Tsuji 年々拡大する一方のタイヤ幅。ほんの10年前まで23mm時代だったが、今やプロトン内の平均は28mmまで拡大。さらにリム幅が広いため実測では平均30mmに迫っている。 長年デフォルトだったチューブラータイヤはすっかり淘汰され、現在ではコフィディスが28mmのチューブラータイヤを使用するのみ。スーダル・クイックステップはラテックスチューブを使用した