■社会医療法人愛仁会 社会医療法人愛仁会では、1970年代から医事会計システムやオーダリングシステム、検査システムなどのITを活用した病院運営を行ってきた。2000年代に入ってからは電子カルテを導入したことで病院におけるほぼ全ての職員がITを活用して業務を行っており、医療情報部門の重要性は益々高まっている。このような状況の中で、医療情報に関わるスタッフには、医療や医事に関する知識だけでなく情報処理全般に関する高度な知識、利活用力といった高い専門性と情報倫理が必要とされる。そのため、スタッフの人材教育の一環として業界の専門資格の取得に加えて、情報産業界から高く評価されている唯一の情報系国家試験である「情報処理技術者試験」の取得を強く奨励することとなった。ガイダンスや集合研修の開催、Eラーニングの実施による学習の支援と受験費用負担により資格取得者を増やすといった取り組みを行っている。配属された