走馬灯のセトリは考えておいて (ハヤカワ文庫JA) 作者:柴田 勝家 早川書房 Amazon 神保町ブックフェスティバルで購入のサイン本。6本中2本は既読で、表題作は読む前に「世にも奇妙な物語」でドラマ化したのを見ている。柴田勝家という作家はアイマスのVRでヴォイヴォイ言ってる人、という第一印象があるのだけれど、VRやARを題材にした作品は確かに多いような気がするなあ。以下収録順に。 「オンライン福男」 これは「ポストコロナのSF」で読んでました。コロナ禍の中始まったVR空間での福男神事が、病禍の過ぎ去った後でもひとつの競技として広がっていく様が読んでて気持ちいい。架空のeスポーツの、架空の発展史のようなものでもあり。 abogard.hatenadiary.jp 「クランツマンの秘仏」 SFマガジンの特集あるいはアンソロジー「異常論文」のきっかけともなった1本。論文というよりは架空の人物