2002年5月、4コママンガ史における大きな出来事が起きました。 『まんがタイムきらら』の創刊です。 この雑誌は「萌え4コママンガ」と言うジャンルを定着させました。 その立役者と言っても過言ではない作品を今回、取り上げます。 その作品は、海藍(はいらん)先生の『トリコロ』です。 主人公は架空の都市、長織県長織市に住む高校2年生の七瀬八重。 母親の七瀬幸江と2人暮らしだったがある日突然、幸江の友人達の娘である青野真紀子(あおのまきし)と由崎多汰美(ゆざきたたみ)と同居することに。 さらに、クラスメイトの潦景子(にわたずみけいこ)を加えた日常を描いた作品です。 海藍先生は当時、『まんがタイムジャンボ』で行われていた「新人鑑定団」と言う企画出身です。 この企画は新人発掘が目的で、掲載された方は新鋭と呼ばれていました。 そこから数多くの作家さんが育って行きました。 重野なおき先生の『ひまじん』。師