【インタビュー】ポール・ドレイパー、ロックとシンセのバランスが取れた多彩な『カルト・リーダー・タクティクス』 マンサンは、ブリットポップ終盤の1997年、インディ・ロックからグラム、ニュー・ウェイヴ、シンセ・ポップまでを呑み込んだ耽美なデビュー作『アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン』で全英1位を獲得した4人組。続く2作目『SIX』(1998年)では一転して限界まで冒険を試みたギター・ロックに挑戦し、その変幻自在ぶりで世間を驚かせた。 しかし空中分解する形で2002年にバンドは解散。その後、フロントマンで楽曲・音作りの中心人物だったポール・ドレイパーは、プロデューサー業をはじめ、他アーティストへの楽曲提供やコラボなど、スタジオワークを中心とする裏方的なキャリアを築いていた。そんな彼が主役としてシーンに本格復帰したアルバムが、2017年の初ソロ『スプーキー・アクション』だ。 UKロックを愛