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ニコス・カザンザキスの検索結果1 - 2 件 / 2件

  • ニコス・カザンザキス研究 福田 耕佑(著) - 松籟社

    紹介 近現代ギリシア文学を代表する作家・思想家ニコス・カザンザキス。国内外で高い評価を受ける一方で、国内では「ギリシア的な作家」として見なされることの少ないカザンザキスは、しかし、祖国であるギリシアを、そしてギリシア人の特性を探求し続けた。「西欧文明の祖」としてのギリシア観を脱し、ロシアや中国、日本での「東方」経験をへて、カザンザキスが見出すにいたったギリシア・ギリシア人像とは―― 目次 序論 第一部 ニコス・カザンザキスに至るギリシア思想史、文学史の背景 第一章  古代ギリシアから近代・オスマン統治期に至るギリシア意識の概観 第二章  近現代ギリシア啓蒙主義と民族意識の形成 第三章  一九世紀後半におけるギリシアの東方性への着目と反西欧主義 第二部 ニコス・カザンザキス 第四章  青年期のカザンザキスのナショナリズムと政治活動 第五章  独墺期におけるカザンザキスの脱ナショナリズムと脱西

      ニコス・カザンザキス研究 福田 耕佑(著) - 松籟社
    • ニコス・カザンザキス『キリストはふたたび十字架に』(1948) - 海外文学読書録

      キリストは再び十字架にかけられる 作者:カザンザキス,ニコス 教文館 Amazon ★★★★ トルコの役人アガスに統治されているリコヴリシ村。復活祭の火曜日、地元の長老会は来年の復活祭で上演予定のキリスト受難劇の配役を発表する。キリスト役に選ばれたマノリオスは癩病に罹って山に籠り、使徒ヨハネ役に選ばれたミヘリスは自宅の財産を難民に寄付し、マグダラのマリア役に選ばれたカテリーナはマノリオスに思いを告げる。やがてアガスの小姓が何者かに殺害され、怒り狂ったアガスによって村に激震が走るのだった。 「司祭様、どのように神を愛すべきなのでしょうか?」 「人を愛しながらだよ、マノリオス」 「それでは、どのように人を愛すべきなのでしょうか?」 「人を正しい道に導こうと努めながらだ」 「それでは、正しい道とはどんな道なのでしょうか?」 「上り坂の道だ」(下 p.140) 本作には日本語訳が3種類ある。僕が読

        ニコス・カザンザキス『キリストはふたたび十字架に』(1948) - 海外文学読書録
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