とにかく「昔は良かった!」っていう人がいらっしゃいます。 堕落した『現在』と理想郷であった『過去』を対比させるような心の在り方です。 まぁ、そもそも過去が理想郷であったのかどうかってのがあやふやけどね… そして、もし万が一過去が理想郷であったとしても今となっては『失われた楽園』でしかないありません。 儒教のように「理想は全て太古の昔にあり、人はその時代に戻ることで賢者としての知恵を手に入れることが出来る!」なんて考え方は個人的にはマヤカシだろうなと思っています。 最初のボタンからして掛け違えてるように感じるのです。 そういう人たちは「昔の人は立派で純粋で、今の人間は心も身体も堕落してしまった」と考えたいのだと思います。 「時代を経るにつれ世界は段々ダメになる」って考えるのは仏教の末法思想やユダヤ・キリスト教の終末思想もそうですし、稀有な考え方ではないのでしょう。 私からしたら時代が進むほど