VIVANTで、堺雅人演じる乃木らは緊迫した諜報活動や激しい銃撃戦も交え、国際テロ組織を追い詰めていく。ドラマの舞台として登場する架空の国「バルカ共和国」は、モンゴルでロケが行われたものだ。 別班を知る人物は言う。「戦前の日本軍と関係が深い場所。色々な思いを巡らせてしまった」。1939年には、当時の満洲国とモンゴル人民共和国の間の国境線を巡ってノモンハン事件が勃発した。 前戦に向け進軍する兵士=1939年6月29日、内モンゴル自治区ホロンバイル地方、富重安雄コレクションから 旧日本軍はスパイ養成のために設立された陸軍中野学校で知られているように、満州や南方戦線などで様々な情報戦を展開した。詳細な軍事情報の収集から、占領地で住民が反感を抱かないようにするための宣撫(せんぶ)工作、さらには敵政府と対決する勢力の育成など多岐にわたった。 韓国の康仁徳(カンインドク)元統一相は、韓国軍海兵隊に勤務