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ハンセン病 歴史 差別の検索結果81 - 116 件 / 116件

  • 離島でがんになった看護師 通院1回に交通費3万円近く:朝日新聞デジタル

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      離島でがんになった看護師 通院1回に交通費3万円近く:朝日新聞デジタル
    • 桜を見る会で同友会・桜田代表幹事「あれで説明なのか」:朝日新聞デジタル

      経済同友会の桜田謙悟代表幹事(SOMPOホールディングス社長)は5日の定例会見で、「桜を見る会」をめぐる安倍晋三首相の国会答弁について「あれで説明なのか」と述べ、国民が納得する内容ではないとの考えを示した。追及する野党に対しても「国民のために聞いてくれているのか」と政局に利用していると指摘し、「時間の無駄。もっと重要な法案がある。何をしているのか憤りを感じる」と与野党に苦言を呈した。 ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-

        桜を見る会で同友会・桜田代表幹事「あれで説明なのか」:朝日新聞デジタル
      • 納体袋に布団をかけた看護師 コロナ禍の看取り、現場で聞いた声

        看護を記す「プロセスレコード」 納体袋への拒否感 逸脱した「悼み方」 届けたい問い 「人間らしい最後」って? 「遺体を袋に入れて見送りするのは経験したことがなかったので、何とも言えない気持ちになりました」。コロナ禍で、看取りの最前線にいる看護師や介護士らの聞き取りを続けているジャーナリスト・小原一真さん。記録をまとめた冊子をコンビニプリントで配布する「空白を埋める」に取り組んでいます。なぜこの活動を始めたのか、話を聞きました。 小原一真(おばら・かずま)さん:1985年岩手県生まれ。写真家、ジャーナリスト。ロンドン芸術大学フォトジャーナリズム修士課程修了。2011年、東日本大震災直後から津波や福島第一原発事故の被災地域の撮影を始める。チェルノブイリ原子力発電所事故を記録した 『Exposure/Everlasting』(2015)、ビキニ水爆実験がテーマの『Bikini Diaries』(

          納体袋に布団をかけた看護師 コロナ禍の看取り、現場で聞いた声
        • ハンセン病差別の歴史 - そして男は時計を捨てた・・・

          岡山県瀬戸内市内の瀬戸内海に浮かぶ島・長島。この島の総面積は6.6平方キロ。この小島に、国立ハンセン病療養所が2園あります。邑久光明園と長島愛生園です。 本土と長島を結ぶ邑久長島大橋は、入所者たちの架橋運動によって1988年に完成され、島外との交流の架け橋として「人間回復の橋」と呼ばれています。 長島愛生園は、1930年に、日本初の国立ハンセン病療養所として開設されました。当時、ハンセン病は遺伝病ではなく感染症であることは分かっていたのですが、有効な治療法がなく、国による療養所への強制隔離が行われました。 発病すると皮膚の病変を起こし、抹消神経の知覚が麻痺して、やけどやケガを繰り返し、手足や顔が変型する後遺症が残り、偏見や差別の対象となったのです。 戦後、劇的な効果をもつ治療薬が導入され、ハンセン病は治癒可能な疾患になりました。しかし、日本では1996年の「らい予防法」の廃止まで、強制隔離

            ハンセン病差別の歴史 - そして男は時計を捨てた・・・
          • 岡部信彦氏のPCR検査論を検証|臨床獣医師の立場から

            https://www.worldometers.info/coronavirus/ ーー自分たちはどんどんやる、あとはお任せ、と検査のその先を考えていないことに保健所や医療現場の人は疑問を持っています。 「このような検査ができるようになった。こういうことが考えられるが、それをやるためにはどうしたらいいでしょう」と、事前に話し合いがあるならいいですが、何もないまま「困った時はよろしく」では一方通行です。 我々は重症になる人、なりそうな人にきちんとした検査を行い、また疫学調査で感染の広がりを抑えるという目標があります。そして、きちんとしたデータで監視を続けることが必要です。その目的を外れたものに関しては別のシステムが必要です。 https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-okabe-8-1?origin=shp 別のシステムが必要と言っ

              岡部信彦氏のPCR検査論を検証|臨床獣医師の立場から
            • 戦争への感度、鈍っていた日本 歴史めぐる論文集5巻が完結、編集委員・石原俊さんに聞く:朝日新聞デジタル

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                戦争への感度、鈍っていた日本 歴史めぐる論文集5巻が完結、編集委員・石原俊さんに聞く:朝日新聞デジタル
              • ハンセン病、1834人の解剖録 死亡者8割に実施 岡山・長島愛生園、1931~56年:朝日新聞デジタル

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                  ハンセン病、1834人の解剖録 死亡者8割に実施 岡山・長島愛生園、1931~56年:朝日新聞デジタル
                • 奈良きたまち散歩・多聞山城や話題のスポット旧奈良監獄など見所いっぱいの奈良坂エリアを散策 - 大和徒然草子

                  皆さんこんにちは。 奈良市内で散策エリアといえば、興福寺の門前町だった「ならまち」エリアが有名ですが、現存する唯一の明治五大監獄、旧奈良監獄が重要文化財に指定され、人気ホテルチェーンの星野リゾートによって日本初の監獄ホテルになる計画が進んでいることもあり、最近「奈良きたまち」が新たな散策スポットとして注目されつつあります。 今回、奈良きたまちの中でも、旧奈良街道が走る奈良坂エリアを中心に散策してきましたので、ご紹介します。 旧奈良監獄以外にも、城跡あり、寺院ありと見ごたえ一杯のエリアでした。 奈良きたまち、奈良坂とは ロートフィールド奈良(鴻ノ池運動公園) 多聞山城跡 北山十八間戸~般若坂界隈 旧奈良監獄 旧奈良街道~般若寺楼門 植村牧場 奈良きたまち、奈良坂とは 「奈良きたまち」の範囲は明確な定義はありませんが、おおよそ近鉄奈良線(大宮通り)より北側で、西はやすらぎの道、東は東大寺周辺、

                    奈良きたまち散歩・多聞山城や話題のスポット旧奈良監獄など見所いっぱいの奈良坂エリアを散策 - 大和徒然草子
                  • あなたが私を外人と呼ぶ前に

                    差別用語になり得る言葉を全部禁止すれば差別がなくなるわけではないし、逆に、何ら差別的な意図がなくても、単に知識がないため差別用語を使ってしまうケースもある ―― 日本語で創作活動する台湾人作家・李琴峰が「外人」という言葉を深く深く掘り下げて考えた。 「外人」との出会い たぶん、2011年のことだったと思う。 交換留学で初めて日本に中長期滞在していた私は、ある日、高田馬場駅の近くの不動産屋の立て看板に書いてある文言を見て、目が点になった。看板には英語で「Are you “Gaijin?”」とある。要は外国人向けの物件を提供しているよというアピールだったのである。 「Gaijin」という綴りは明らかに日本語なのだが、その言葉を当時の私はまだ知らなかった。が、知らなくても、恐らく漢字で書くと「外人」なのだろうと想像がつく。家に帰って調べると、確かにその通りだった。何だか嫌な言葉だなあと、直感的に

                      あなたが私を外人と呼ぶ前に
                    • ご支援をお願いします|大阪人権博物館[リバティおおさか]

                      リバティおおさかの人権資料を “大阪の知の拠点”大阪公立大学で 未来へ継承するために! 人権資料は社会的共有財産‼ リバティおおさかから最後のお願い 2億円の寄付金募集に協力を! リバティおおさかのお願い リバティおおさかは、1985 年12 月に開館した日本で初めての“人権に関する総合博物 館”です。リバティおおさかは現在まで所蔵する多くの人権資料を保存管理し、また展示公開と教育普及という博物館活動を通して日本の人権確立に重要な役割を果たし、2020 年5月まで入館者は170 万人を数えました。 しかし2020 年6月の大阪市との和解(注)によって建物が失われたため、収蔵庫と展示室を備えた博物館活動を断念しなければならなくなりました。そこで移動展や企画展など 最低限の博物館活動を継続しながら再出発を図るため、2022 年4月に開学した大阪公立大学に対して、人権資料の移管による保存管理を基

                      • 日本弁護士連合会:精神障害のある人の尊厳の確立を求める決議

                        全ての人の尊厳は守られなければならない。 しかし、精神障害のある人の中には、入院を強いられた人、数十年もの長期にわたり地域で暮らすことなく精神科病院で一生を終える人、思春期の真っただ中で出口の見えない隔離強制に絶望し自死を選択する人、入院中の強制、侮辱、暴言、暴力、身体拘束等を受けて心に深い傷を負った人、地域の差別偏見によって孤立と貧困に喘ぎ、ときに否応なく社会から隔絶されることを恐れながら生きる人も少なくない。 長期間の入院隔離は、その人の人生に決定的かつ重大な影響を与える。人格、名誉、尊厳を傷つけ、地域で等しく教育を受け、人を愛し愛され、働き、家庭を築くなど、あらゆる場面において、人生選択の機会を奪い、人生の発展可能性を損なう。 これらの人権侵害は、精神障害のある人に対する特別な法制度がもたらしている。 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(以下「精神保健福祉法」という。)は、精神障

                          日本弁護士連合会:精神障害のある人の尊厳の確立を求める決議
                        • 名門生まれ、なりたくなかった陶芸家 見つけた新しい形:朝日新聞デジタル

                          陶芸家・奈良祐希さん 江戸時代から続く名門の窯の長男として生まれたが、陶芸家にはなりたくなかった。建築を学ぶと、「デザインが独善的」と言われた。立ち止まり、土に触れてみた。変化が起き始めた。 「小さな頃、おやじやじいちゃんを見て、才能が支配する厳しい世界だと思った」 実家は、大樋長左衛門窯。5代加賀藩主の前田綱紀が京都から裏千家の4代仙叟宗室(せんそうそうしつ)を招いた際、初代長左衞門が同伴し、金沢郊外の土で茶わんなどを作ったのが始まりとされ、350年の歴史を持つ。おやじとは11代大樋年雄さん、じいちゃんは10代大樋年朗さん。 小学校中学年の夏休み。奈良祐希さん(30)は、油絵でじいちゃんの似顔絵を描いた。絵を見た本人は、「なんだこれは」。自分の作ったものには人の評価がついてくる、と知った。学校の先生、友人からも「当然、うまいものを作る」という視線を感じた。 東京芸術大学の建築科に進んだ。

                            名門生まれ、なりたくなかった陶芸家 見つけた新しい形:朝日新聞デジタル
                          • 「新型コロナの咳ではないのに…」 多くの人がいまだに悩む、コロナ差別(倉原優) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                            ※本コラムの執筆に際して患者の許可を得ています。また、患者情報を一部変更しています。 「退院後、会社にいられなくなった」会社でクラスターが発生してしまい、同僚が複数感染した事例がありました。誰が誰から感染したかは、分からないことのほうが多いのですが、小さなコミュニティではよく「犯人さがし」がおこなわれます。 ある会社員の男性は、同じ職場内で風邪が流行っていたので、それをもらったのだろうと思っていました。その後、複数の職員が新型コロナと診断され、彼は肺炎を発症していたため入院になりました。入院になったのは彼だけした。 自分がいない間、会社では「入院したのは彼だけだから、おそらく彼が感染の発端だろう」という結論になっていました。回復した後、会社に戻っても「まだ咳があるみたいだから1~2ヶ月休んだらどうだ」とやんわり出社を拒否され、最終的には「君から新型コロナが広がったせいで、社内は大変だった」

                              「新型コロナの咳ではないのに…」 多くの人がいまだに悩む、コロナ差別(倉原優) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                            • 『虎に翼』と「法の下の不平等」 - 猿虎日記

                              (ネタバレあり) 朝ドラ『虎に翼』、たいへん面白く観ている。ただ、いろいろと限界を感じるところもある。 私は観ていないのだが『カーネーション』という2011年の朝ドラ(『虎に翼』のナレーションをやっている尾野真千子が主演だった)では、戦争に行ってPTSDになった登場人物について、その母親が戦後、「あの子は、やったんやな」と言う場面があったらしい。日本の戦争テーマの作品で加害に触れるものがほとんどないので、朝ドラでのこのセリフは画期的だった、という評価を今でもよく見る。だが『虎に翼』はそういう側面はまったくなかった。主人公寅子は、戦後司法省で働き始め、民法改正の仕事に携わることになる(第10週)。ある時、寅子の自宅にGHQの民法改正担当者アルバート・ホーナーが訪れる。寅子の兄直道は戦死しているのだが、その妻の花江は、寅子が「仇(かたき)の国の人と仕事して仲良くしている」ことにわだかまりを感じ

                                『虎に翼』と「法の下の不平等」 - 猿虎日記
                              • 「10歳で自ら家を出た」 ハンセン病世界最多のインドで起きた悲劇|with Planet|朝日新聞デジタル

                                かつて「不治の病」とされたハンセン病。世界最多の発症者がいるインドでは、今も差別に苦しむ人々がいます。患者や元患者が集まって暮らす「コロニー」からの報告です。 現在でも年間14万人が発症するハンセン病。そのうち約半分を占めるのがインドだ。いまだ社会的な差別や偏見にさらされる患者や元患者たちの暮らしを、朝日新聞大阪映像報道部の田辺記者が現地取材した。 世界最多、年間7万人が発症するインド 訪れた4月下旬、気温は40度近くまで上がっていた。 インドの首都ニューデリーから約600㌔ほど南東にある小都市プラヤーグラージ。ガンジス川など大河が合流するヒンドゥー教の聖地「サンガム」近くにある、ハンセン病の元患者たちが暮らす集落を訪れた。集落は、この土地に移り住んだ人々によって形成され、「コロニー」と呼ばれている。 かつて、「不治の病」と言われたハンセン病。日本では、誤った政策と認識により患者が強制隔離

                                  「10歳で自ら家を出た」 ハンセン病世界最多のインドで起きた悲劇|with Planet|朝日新聞デジタル
                                • 瀬野喜代氏インタビュー

                                  ◇瀬野 喜代 i2019 インタビュー(本頁) 2019/12/19 聞き手:立岩真也 於:於:京都市北山・ブリアン ◇生を辿り道を探る――身体×社会アーカイブの構築→◇インタビュー等の記録 ◇病者障害者運動史研究 ◇猪野 千代子(1936~1999) ◇文字起こし:ココペリ121 20191219瀬野喜代氏_112分 ※話し手のご希望で人名はイニシャルに変更しています ※お名前の読みがわからない方は姓名のイニシャルの後に*を、姓しかわからない方は姓のイニシャルの後に*を付けています ※姓名のイニシャルが重複している方はAAa,AAbのようにしてあります ※まだ作成途上の頁です。リンクの作成など(★)はこれからしていきます。 立岩:荒川区議会議員。20年だから5期ってことですか? 瀬野:5期です。 立岩:連続5期荒川区議会議員。〔資料いただく。〕ありがとうございます。これ、いただけるんです

                                  • 安倍首相の持病「潰瘍性大腸炎」が、その昔「こころの病気」とされたワケ(美馬 達哉) @gendai_biz

                                    病気のイメージの歴史 病気は、人間の身体に影響する生物学的なプロセスであるだけではなく、個々人の生きられた経験であり、社会的にさまざまな意味をまとう。 そこで、医学史のなかでの病気は、病気そのものの流行や増減として扱われるだけではなく、病気のイメージの変化としても研究されてきた。 たとえば、18〜19世紀の西洋での結核は、ロマンチックな病気とされ、上品さや繊細さ、そして内に秘めた情熱を表すものとして神話化されていた。 当時は治療法が無く、しばしば結核が死に至る病であったことは、「佳人薄命」や「夭折の天才」というイメージと結び付けられていた。 もちろん、病気はこうして美化されるばかりではない。 エイズや梅毒のような性行為感染症は、売買春などを連想させることもあって、道徳的な罪のイメージと結び付けられてきた。 じっさいには感染力の弱いハンセン病の病者たちが差別され施設に閉じ込められてきたのも、

                                      安倍首相の持病「潰瘍性大腸炎」が、その昔「こころの病気」とされたワケ(美馬 達哉) @gendai_biz
                                    • 法務省:ハンセン病患者・元患者やその家族に対する偏見や差別をなくそう

                                      ハンセン病は、らい菌という細菌による感染症ですが、感染力は弱く、感染したとしても発病することは極めてまれで、しかも、万一発病しても、現在では治療法も確立し、早期発見と適切な治療により後遺症も残りません。 平成15年11月に起きた熊本県内のホテルのハンセン病療養所入所者に対する宿泊拒否事件によって、依然として誤った知識や偏見が存在していたことが明らかになりました。このような偏見や差別の解消を更に推し進めるため、平成21年4月に「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」が施行されています。 また、平成21年度から、「ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律」の施行日である6月22日が「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」と定められました。さらに、国際社会においては、我が国が主導する「ハンセン病差別撤廃決議」が人権理事会(2008年ほか)及び国連総会(2010年)にお

                                      • コロナ差別、ハンセン病との類似性指摘「一緒に治療」のメッセージを | 西日本新聞me

                                        ハンセン病やエイズ(後天性免疫不全症候群)など、感染症は過去にも目に見えないウイルスへの恐怖から、偏見や差別が繰り返されてきた歴史がある。ハンセン病元患者を支援する一般社団法人「ヒューマンライツふくおか」(福岡市)の古長(こちょう)美知子代表理事(65)は「国や自治体が発表する新型コロナウイルス感染者数が独り歩きし、数を減らさなければという風潮だ。ハンセン病問題との類似性を感じる」と指摘する。 祖父がハンセン病を患い、ハンセン病家族訴訟原告団の林力団長を父に持つ古長さん。「国や自治体がしきりに使う『感染者数をゼロに』という言葉が、ハンセン病患者を療養所に隔離し、地域での感染者をゼロにした『無らい県運動』を想起する。差別をする人も感染者を減らそうという正義感から、患者や家族を攻撃してしまう」と語る。 その上で、「予防は大切だが、徹底していても感染することはある。国や自治体が感染拡大防止に力を

                                          コロナ差別、ハンセン病との類似性指摘「一緒に治療」のメッセージを | 西日本新聞me
                                        • 皇国史観と唯物史観の結合|東北の蝦夷と被差別部落(その9) – HUNTER(ハンター)

                                          長い間、文字は支配者のものだった。彼らは文字を使ってルールを定め、統治した。その統治の正統性を謳(うた)い、伝えるために記録を残した。 当然のことながら、支配する側が残した史書や記録は公平なものではあり得ない。敵は常に悪逆非道であり、「大義は我らにあり」と記す。戦いに敗れた者たちのことは「必要な範囲」で触れるだけだ。ましてや、隷属する者たちのことなど気にも留めない。かすかな断片のようなものが後世に伝えられるに過ぎない。 部落史の研究者によれば、「エタ」あるいは「穢多」という文字が文献に初めて出てくるのは13世紀、鎌倉時代である。随筆形式の辞典、『塵袋(ちりぶくろ)』という文献(作者不詳)に次のように記されている。 キヨメヲエタト云フハ何ナル詞(こと)ハソ 根本ハ餌取(エトリ)ト云フヘキ欤(か) 餌ト云フハシヽムラ 鷹等ノ餌ヲ云フナルヘシ 其ヲトル物ト云フ也 エトリヲハヤクイヒテ イヒユカメ

                                          • 「ハンセン病偏見で死刑に」 差別法廷、願う再審 菊池事件巡り20日結審|【西日本新聞ニュース】

                                            拡大 男性が凶器の短刀を洗ったとされるため池。子どものころの遊び場だったが、田中さんは親から「近寄るな」と言われたのを覚えているという=熊本県菊池市 ハンセン病元患者家族への補償を巡る法律が成立し、あらためて偏見や差別の解消がうたわれるなか、重い歴史と現実を今に問う事件がある。かつてハンセン病患者の裁判を隔離施設で行っていた「特別法廷」で、殺人などの罪に問われた男性が無実を訴えながら死刑判決を受け、執行された「菊池事件」。違憲の疑いがある特別法廷で裁かれたのに、検察が再審請求しないのは不当だとして、元患者6人が国を訴えた訴訟が20日、熊本地裁で結審する見通しだ。事件現場となった熊本県菊池市の山村を、地元出身の田中信幸さん(68)と歩いた。 「遺体は、そこの草むらに倒れていたそうです」。ササと雑木が茂る細い道の脇に、現場はあった。事件が起きたのは1952年7月6日夜。村役場の元職員が刺殺され

                                              「ハンセン病偏見で死刑に」 差別法廷、願う再審 菊池事件巡り20日結審|【西日本新聞ニュース】
                                            • 『四国辺土』現代の草遍路に密着した比類なきルポ - HONZ

                                              遍路については、恥ずかしながらたいして知識がなかった。なにしろこの本を読むまで、そば打ちと同じように、「仕事をリタイアした男性が手を出しがちなもの」くらいにしか思っていなかったのだから。 弘法大師(空海)ゆかりの四国八十八箇所の札所を回る遍路は、現在年間20万人ほどいるという。ほとんどはバスや車を利用して回るカジュアルなお遍路さんだが、中には遍路で生活している人もいる。草遍路やプロ遍路、生涯遍路などと呼ばれる人々だ。 著者は女性問題をきっかけに睡眠薬依存になり、依存症を克服するための運動療法の一環として遍路に出ようと思い立った。もうひとつ著者の興味を引いたのは、地図を繰り返し眺めるうちに、遍路道沿いに路地が集中していることに気づいたことだった(著者は中上健次にならって被差別部落を「路地」と呼ぶ)。著者にとって路地の探究はライフワークである。遍路になって訪ねてみれば、また違った路地の姿がみえ

                                                『四国辺土』現代の草遍路に密着した比類なきルポ - HONZ
                                              • 日本の古本屋 / 国立ハンセン病資料館 患者たちの手で集め、守った資料  【書庫拝見7】

                                                国立ハンセン病資料館の書庫を見たいと思ったのは、YouTubeで観た一本の動画がきっかけだった。 今年3月に同館が開催したオンラインミュージアムトーク「図書室からの招待状~頁をめくり、想いを辿る~」は、図書室職員の斉藤聖(あきら)さんが閲覧室や書庫を案内し、この図書室の役割を伝えるものだった。斉藤さんの優しそうな風貌やソフトな語り口が心地よく、見入ってしまった。 私はハンセン病については無知だ。映画『砂の器』(野村芳太郎監督、1974)で、私が偏愛する俳優の加藤嘉がハンセン病患者の老人を演じ、故郷を追われ、各地をさまよう場面が印象に残っているぐらいだ。ちなみに、松本清張の原作にはこういった描写はない。 しかし、この連載を担当してくれている晴山生菜さんが代表を務める皓星社は、『ハンセン病文学全集』全10巻(2002~2010)をはじめ、ハンセン病関係の書籍を多く刊行している。しかも、動画に登

                                                • ハンセン病患者の半世紀にわたる自由獲得への闘いが、コロナ感染者差別を抑止した - 有薗真代|論座アーカイブ

                                                  ハンセン病患者の半世紀にわたる自由獲得への闘いが、コロナ感染者差別を抑止した 「公共の福祉」の名の下でのプライバシー権侵害を許さぬ社会へ 有薗真代 龍谷大学社会学部専任講師 2020年初頭に始まった新型コロナウイルス感染症(covid-19)のパンデミックは、世界を大混乱に陥れた。2年以上が経過しても感染の収束は見通せず、政治・経済・教育など社会のあらゆる面で、問題や課題が山積している。日本においても、市民の行動制限や飲食店の営業制限などをめぐって、激しい論争や社会的対立が起こり、政府や行政の感染対策にしばしば厳しい批判が向けられたのは周知の通りである。 一方で、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにおいては、日本の感染症対策史上、異例ともいえる迅速さで、感染者やその家族のプライバシーを保護するための対策がとられた。たしかに感染拡大当初は、感染者の個人情報がさらされ、感染者やその関係者が

                                                    ハンセン病患者の半世紀にわたる自由獲得への闘いが、コロナ感染者差別を抑止した - 有薗真代|論座アーカイブ
                                                  • 道具が語りかけるハンセン病の記憶と経験。国立ハンセン病資料館「生活のデザイン」展をレポート

                                                    ハンセン病とは何か?「生活のデザイン ハンセン病療養所における自助具、義肢、補装具とその使い手たち」展が、東京・東村山市にある国立ハンセン病資料館で8月31日まで開催中だ。同展は、手足の不自由なハンセン病患者・回復者らが自身の暮らしのために作った様々な道具を紹介する展覧会。たとえば両下肢を切断した入居者によって考案・製作されたブリキの義足、スプーンやフォークといった食事のための道具などが並んでいる。作った人の創意工夫と試行錯誤の跡がうかがえるそれらは一見すると素朴で、ある種のかわいらしさや個性も感じられる。しかし、それらを造形としてのユニークさで受け止めて理解する以前に、ハンセン病そのもの、それを取り巻く社会的背景について伝えておきたい。やや長くなるがお付き合い願いたい。 そもそもハンセン病とはなんだろうか? 国立ハンセン病資料館の常設展示図録にはこうある。 1:乳幼児期に、未治療の患者と

                                                      道具が語りかけるハンセン病の記憶と経験。国立ハンセン病資料館「生活のデザイン」展をレポート
                                                    • 閉鎖的な教育委員会 「親が声あげないと動かない体質」:朝日新聞デジタル

                                                      ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                        閉鎖的な教育委員会 「親が声あげないと動かない体質」:朝日新聞デジタル
                                                      • まとまらない言葉を生きる|柏書房株式会社

                                                        ★第15回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞作家★ 誰の人生も要約させない。 あなたのも、わたしのも。 ■推薦 「生きた心地」を求めていいんだ。 「ダメだ」の言葉に抗っていいんだ。 誰でも。言葉で。 ――望月優大(「ニッポン複雑紀行」編集長) 強くて安全な言葉を使えば、 簡単に見落とすことができる。 だけど取り零された隙間に、 誰かが、自分が、いなかったか? ――はらだ有彩(『日本のヤバい女の子』著者) 〈要約する〉のではなく、 〈一端を示す〉ことを 積み重ねることによってのみ、 受け手のなかで育ちうるものがある。 ――古田徹也(『言葉の魂の哲学』著者) 抗う言葉で、信頼できる人間の言葉で 悪意は溶かしていけるのかもしれない。 ――犬山紙子(エッセイスト) ■内容 偉い人が「責任」逃れをするために、 「敵」を作り上げて憂さを晴らすために、 誰かを「黙らせる」ために言葉が

                                                          まとまらない言葉を生きる|柏書房株式会社
                                                        • 同和問題、在日コリアン…差別の歴史伝え25年、施設が「最後」の特別展 京都「ツラッティ千本」移転へ|社会|地域のニュース|京都新聞

                                                          住宅改良事業前のツラッティ千本周辺を再現した模型。手前の灰色部分が千本北大路交差点で、当時の交差点以北は狭い道だった(京都市北区・ツラッティ千本) 同和問題をはじめとする人権資料の展示施設「ツラッティ千本」(京都市北区)が2021年春、現在の場所から元楽只小(同区)に移転する。現在地の周辺は長くいわれなき差別を受けてきた地域でもあり、1994年の開館以来、在日コリアン差別やハンセン病などの幅広い人権問題を展示や講演会などで取り上げてきた。現在地で最後の特別展を開き、四半世紀の歩みを振り返っている。 ツラッティ千本は、京都市が94年12月1日、千本北大路北西の市営住宅3階に開館した。市内の被差別地域の中でも、地元の差別の歴史を正面から取り上げた初の展示施設だった。 施設名は「連れ合って」「連(つら)って」という言葉を元に、人の結びつきを大切にする意味で付けられた。現在は、NPO法人「くらしね

                                                            同和問題、在日コリアン…差別の歴史伝え25年、施設が「最後」の特別展 京都「ツラッティ千本」移転へ|社会|地域のニュース|京都新聞
                                                          • 自販機で気軽に昆虫食 バッタの食感はエビ、でも味は:朝日新聞デジタル

                                                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                              自販機で気軽に昆虫食 バッタの食感はエビ、でも味は:朝日新聞デジタル
                                                            • ご支援をお願いします|大阪人権博物館[リバティおおさか]

                                                              リバティおおさかの人権資料を “大阪の知の拠点”大阪公立大学で 未来へ継承するために! 人権資料は社会的共有財産‼ リバティおおさかから最後のお願い 2億円の寄付金募集に協力を! リバティおおさかのお願い リバティおおさかは、1985 年12 月に開館した日本で初めての“人権に関する総合博物 館”です。リバティおおさかは現在まで所蔵する多くの人権資料を保存管理し、また展示公開と教育普及という博物館活動を通して日本の人権確立に重要な役割を果たし、2020 年5月まで入館者は170 万人を数えました。 しかし2020 年6月の大阪市との和解(注)によって建物が失われたため、収蔵庫と展示室を備えた博物館活動を断念しなければならなくなりました。そこで移動展や企画展など 最低限の博物館活動を継続しながら再出発を図るため、2022 年4月に開学した大阪公立大学に対して、人権資料の移管による保存管理を基

                                                              • 現代魔女たちは灰色の大地で踊る──「思想」ではなく「まじない」のアクティビズム|磐樹炙弦 × 円香(後編)

                                                                混迷する時代に現代の魔女たちは何を見据えているのか。現代魔術家の磐樹炙弦と現代魔女の円香が新異教主義の現在・過去・未来を語る。 <<中編を読む 現代魔女はユーモアを社会に持ち込む DZ 支配的なリアリティに対してどう摩擦を起こしていくか。その上で円香さんが言うようにツイッターではやりたくないというのは僕もよく分かります。ツイッターのような文字数制限の厳しい場でたとえばワクチンを巡って何かを喋ったりすれば、たちまちワクチン推進か反ワクチンかみたいな二元論に回収されてしまいますから。つまり、摩擦自体がチープな摩擦になってしまう。だから文字数制限のないDOZiNEを是非使っていただきたいところなんですが(笑)、一方でDOZiNEの長文記事はある意味でその敷居の高さによってノイジーなクレームをあらかじめ排除しているところもあり、すると起こすべき摩擦が起こらないという問題もある。悩ましいところですね

                                                                  現代魔女たちは灰色の大地で踊る──「思想」ではなく「まじない」のアクティビズム|磐樹炙弦 × 円香(後編)
                                                                • 緊急事態宣言にともない、たくさんのお問い合わせをいただき、ありがとうございます。生徒や保護者からの質問にお答えいたします。 | 予備校なら怒濤の英語「みすず学苑」

                                                                  緊急事態宣言にともない、たくさんのお問い合わせをいただき、ありがとうございます。生徒や保護者からの質問にお答えいたします。 ホーム » 緊急事態宣言にともない、たくさんのお問い合わせをいただき、ありがとうございます。生徒や保護者からの質問にお答えいたします。 Q39 今年のゴールデンウィーク学習道場は、「怒涛のディスタンス時短学習道場」とのことですが、休憩時間に、軽食は食べてもいいのでしょうか。 A39 途中で何か食べたい気持ちは、よくわかります。我々もそうしたいです。 しかし、現在感染力の強い、オミクロンBA.2が蔓延しています。さらに、新変異株「XE」も出てきました。そこで、感染リスクを避けるために、コロナがある程度終息するまで、校舎での食事を禁止してるのです。 食べる時は、マスクを外しますが、リラックスしてお話したくなります。今までに、何度注意しても、改まらなかったのです。こういう、

                                                                    緊急事態宣言にともない、たくさんのお問い合わせをいただき、ありがとうございます。生徒や保護者からの質問にお答えいたします。 | 予備校なら怒濤の英語「みすず学苑」
                                                                  • 「私の身体は私のもの」ってどういう意味? - 女性の性と身体の"自己決定権"の歴史を考える|マンガでわかるLGBTQ+ / パレットーク|note

                                                                    「私の身体は私のもの」 この言葉の意味は「自分の身体について自分で決めることができる」ということですが、「何をあたり前のことを」と思った方もいるかもしれません。 でも実はこれ、今も昔も、全然当たり前ではないのです。 昨年5月、アメリカのアラバマ州で女性の妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する法案が可決したことが話題になったことを覚えているでしょうか? そして、日本でもかつて人工妊娠中絶は罪だった時代があります。 そんな時代には、女性たちは望まない妊娠をすると、逮捕されることを覚悟でヤミ医者に行ったり、自力で危険な中絶の処置を行わざるをえませんでした。 だからこそ、自分の身体について自分で決める権利を持つことは、長く切実な願いとして女性たちの中心的な課題でした。そして今でも、それはとても重要な問題であり続けています。 今回は、「私の身体は私のもの」がなぜ女性にとって重要な意味を持つ言葉なのか、かつて

                                                                      「私の身体は私のもの」ってどういう意味? - 女性の性と身体の"自己決定権"の歴史を考える|マンガでわかるLGBTQ+ / パレットーク|note
                                                                    • 「人と時代に恵まれて」藤野 高明

                                                                      はじめに わたしは、この三月、大阪市立盲学校での仕事を全て終えることができました。約三十年にわたる社会科教員としての生活でした。わたし自身が全盲と両手切断という二重の障害をもっての勤務でしたから、さまざまな苦労がつきまとったことは言うまでもありませんが、多くの人に支えられながら、トータルに言えば大変楽しく働くことが出来、心から感謝しています。 わたしが盲学校で働いた期間は、一九七二年から二〇〇二年までの三十年間ですが、障害者の人権や福祉が、その当事者をはじめ、家族・関係者によって主張され、具体的に実現していった時代に当っています。戦後、新しい憲法が制定され、平和や民主主義を社会のバックボーンにしようとする努力が、障害者の生活の上にもやっと具体的に実現され始めた、丁度そういう時期に当っていたとも言えるでしょう。その意味で、わたしは時代に恵まれたと思います。 それから、もうひとつは、周りの人た

                                                                      • 喜田貞吉──頑固者の賤民研究 |ちくま学芸文庫|塩見 鮮一郎|webちくま

                                                                        被差別民・被差別部落の歴史をテーマにした小説、評論を数多く発表している作家・塩見鮮一郎氏が、『賤民とは何か』(喜田貞吉著)についての解説をお寄せ下さいました。本書の著者・喜田貞吉についても『蘇る巨人 喜田貞吉と部落問題』(河出書房新社)という著作を発表されています。わが国の先史、古代史、民俗学、部落問題など多岐に亘る分野で先駆的業績を残した独自な学者・喜田。彼の学問的核心、賤民の研究とは? 1 人となり どれほどの人が知っているのか。いかほどの人が関心を寄せられておるのか。それがは っきりとしないので、かれについて書くのがむずかしくなる。柳田国男(やなぎた・くにお)についてなら、もう『遠野物語』の、あるいは『海上の道』などの著者で、さらに、民俗学を近代に根づかせ、独創の「常民(じょうみん)」という概念をひろめた、となる。しかし、同時代を並走したかれ、喜田貞吉(きた・さだきち)にはそういうも

                                                                          喜田貞吉──頑固者の賤民研究 |ちくま学芸文庫|塩見 鮮一郎|webちくま
                                                                        • 生理がつらい、イライラする、休みにくい…は女性だけの問題? 生理を個人の責任にしてきた社会とは

                                                                          生理やそこにまつわる不調は女性だけの問題なのでしょうか。女性がイライラしたり体調を悪くしている、だから周りの人はそれを受け止めてあげている……一見、素敵な考え方に見えるけれど、そもそも”女性個人の問題”として成り立たせたままでいいのでしょうか。DRESS特集、社領エミさんのインタビュー記事です。 こんにちは! 社領エミです。 突然ですが、私にはほぼ毎月「生理」がきています! 現在すごく子供がほしい私にとって、毎月生理がきてくれるのは本当に大切でありがたいことです。 でも、生理って場合によってはとても大変ですよね。体調を崩したりイライラしたりと、日常生活に支障をきたすこともあります。 かといって、なんとなく会社も休みづらい……。イライラで周りの人に迷惑をかけてしまったり、旅行の日に月経になってパートナーをガッカリさせてしまったりと、なんだか申し訳ないと感じてしまうことも多々。大喜びで生理を迎

                                                                            生理がつらい、イライラする、休みにくい…は女性だけの問題? 生理を個人の責任にしてきた社会とは