『ぼくのお日さま』奥山大史監督インタビュー。ハンバートハンバートの楽曲、池松壮亮との出会いが与えたもの 雪の降る地方の街を舞台に、すこし吃音のある少年とフィギュアスケートを学ぶ少女、選手になる夢を諦めたコーチのつながりを描く『ぼくのお日さま』が、9月13日に全国で公開される。 長編デビュー作となる『僕はイエス様が嫌い』で『第66回サンセバスチャン国際映画祭』最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史(おくやま ひろし)による初の商業映画で、監督・撮影・脚本・編集と映画制作の一連の流れを自ら務めている。 フィギュアスケートを習っていた奥山自身の記憶も反映されている本作では、成長の過程にある子どもたちの心の機微と、淡くてもろい人間関係が美しい映像で紡ぎ出される。ハンバート ハンバートの楽曲“ぼくのお日さま”と、スケートのコーチ役を演じた池松壮亮との出会いを通して構想が固まっていったという本作について、