京大生恐怖症の京大生 VS 京大イチ有名な女子プロレスラー!? 天才・奇才が全国から集まる異能の巣窟——京都大学。 1浪の末に京大生となった山川可志夫は、「人より勉強ができる」という唯一の個性を失い、個性ゼロのゼロ人間として恐怖と憂鬱の日々を過ごしていた。 そんな可志夫の前に現れたのは、高校3年間を共にマンドリン部で過ごした同級生・沢北陽子。 可志夫と同じ地味学生だった陽子は、現役で京大に入学したのち女子プロレスラーとして名を馳せ、今や最も有名な京大生になっていた! 遠い存在となった陽子に圧倒される可志夫だったが、陽子は可志夫が京大に来るのをずっと待っていて——!? 鴨川を沸かす熱い恋のゴングが今、鳴り響く!! 登場人物紹介 山川可志夫 やまかわ かしお 奈良山高校マンドリン部出身。1浪して京都大学文学部に入った1回生。勉強+αの個性を兼ね備えた京大生たちを前に、京大生恐怖症となった。生協
「魔女とディナー」 妻に先立たれ定年間際の痩せた中間管理職の男・糸川は、なぜか取引先の大手エステの美魔女社長・真条に見初められ、夜な夜な共に会食を重ねる。職の細い糸川はほとんど食べず、真条はガツガツ食べるにも関わらず、糸川はどんどん太っていく一方で真条は若々しい美を保っていた。 「やましい出来事」 中年会社員・小堺は、キャバ嬢に入れあげ出張先の北陸に彼女を呼んで高級料亭・風雲亭で浮気未遂をした、妻には秘密の過去があった。それから数年、息子が結婚相手として連れてきた知的で真面目そうな女は、件のキャバ嬢・彩花だった。 「死ねばいいのに」 会社を早期退職した初老の男は、商才に恵まれた妻に扶養されながら若い頃からの小説家の夢を捨てられず応募作を執筆していた。いつまでたっても小説を完成させない夫に妻は業を煮やして横暴に振る舞い、男は妻への殺意を募らせ、小説のネタとして温めていたトリックで妻の殺害を試
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