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ヘリコバクター・ピロの検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 蕁麻疹(森本佳和) | 2010年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    知って上達! アレルギー 【第12回】 蕁麻疹 森本佳和(医療法人和光会アレルギー診療部) (前回からつづく) 今回は,よく出合う疾患の1つ,蕁麻疹です。まず,蕁麻疹の膨疹を理解しましょう。蚊に刺されたあとのプックリというとイメージしやすいです。特徴は,薄紅色でわずかにふくらみがあり,押すと色が退色し,かゆみを伴います。また,1つの膨疹に注目すると,24時間以内(ほとんどは数時間以内)で消えることもポイントです。 対して,押しても色が抜けない,一度出た皮疹1つをみると何日にもわたってそこに存在する,といった場合は,他の疾患,例えば単純性痒疹といったものから,血管炎,皮膚リンパ腫なども含めた鑑別が必要になります。 急性はアレルギー反応,慢性は原因不明が多い さて,この蕁麻疹ですが,発症してから1か月以内のものを急性蕁麻疹,1か月以上のものを慢性蕁麻疹と分けます1)。「そうすると,1か月に3日

      蕁麻疹(森本佳和) | 2010年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    • ヘリコバクター・ピロリ感染症 | 内科・消化器内科|かわクリニック|神戸市垂水区舞子

      胃は食物を消化するために胃酸を分泌しています。このため、胃はpH1~2の酸性に保たれているため、通常の細菌は生存することはできません。長い間胃の中には最近は存在しないと考えられていましたが、1982年オーストラリアのウォーレンとマーシャルは、胃粘膜にらせん状の細菌を発見しました。これが、ヘリコバクター・ピロリ(H.pylori)です。ピロリ菌は、ウレアーゼと呼ばれる酵素を自分の周りに分泌して尿素をアンモニアに変えることで、自分の周りの酸を中和し、胃の中で生き延びています。 ピロリ菌を発見したマーシャルは、ピロリ菌が入ったスープを自ら服用しました。すると、数日後に嘔気・嘔吐を生じ、内視鏡検査で急性胃炎を認めました。これにより、自らの体を使ってピロリ菌が胃炎と関連していることを証明しました。その後ウォーレンとともに研究を進め、胃・十二指腸潰瘍との関連を明らかにしました。(後にウォーレンとマーシ

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