「夜の食いしばり、歯ぎしりを何とかしたい」という顎関節症の方の相談が多いです。 マウスピースを作ったり、いろんな対策をしても、朝「顎が疲れてる」「痛い」等、毎朝の事なのでお悩みは深いようです。 今日は、来院された方に行なうアドバイスで、意外だけど効果的な方法をお伝えします。 それは、「夕食にはご飯をしっかり食べてね」というものです。 これをアドバイスすると「食いしばりとご飯?何の関係が?」と、必ず怪訝な表情が帰ってきます。 しかし、とても深い関係なのです。 「ご飯」すなわち炭水化物を摂らない状態で就寝すると、低血糖症に陥ります。 低血糖症とは、血糖値が70mg/dLを下回り、さまざまな不調を引き起こす病態です。 睡眠中に低血糖になっていたとしても、寝ているため、本人は低血糖状態に気づくことはありません。 しかし、からだは低血糖状態を認識して、睡眠中も対応しています。 低血糖はからだにとって