幕末三傑のひとり、明治維新を推し進め、立ち上がったばかりの明治政府の中心人物となった大久保利通(おおくぼとしみち)。大久保利通は、幕末から明治維新までリーダーシップをとった偉人のひとりです。この時代は、日本が内外に大きな危機の渦中にあった激動の時代であり、きれい事だけでは、時代を動かすことなどできなかったはずです。だからでしょうか。大久保利通には頭は切れるが、策謀家、冷血漢、陰謀家、独裁的、目的のためなら手段を選ばぬ男というマイナスの評価があります。 それだけ、多くの敵を作りながら、血塗られた道の中で時代を切り開いていきます。そして、多くの敵を作った大久保利通は、日本の近代化の基礎ができたときに暗殺されました。この強烈な個性をもった男を夫にもった妻というのは、いったいどのような女性だったのでしょうか。とても普通の女性ではついていけそうにありません。 大久保利通の妻、大久保満寿子(おおくぼ