ロイテリ菌は、口臭予防に効果があるようです。ロイテリ菌は、乳酸菌のラクトバチルス ロイテリ菌 (L ロイテリ菌)のことで、母乳の初乳に多く含まれることが知られています。 ロイテリ菌は、そのため、新生児の腸内に最初にコロニーを作る菌であり、消化管全体に強固な体内常在菌叢を形成すると考えられています。また、ロイテリンという天然免疫物質を出して免疫力を強化する作用があるとされています。 ロイテリ菌は、200種類以上体内に存在する乳酸菌のひとつで、広島大学歯学部附属病院の二川浩樹講師のグループが、虫歯菌(ストレプトコッカスミュータンス)の発育を阻止し、殺菌効果があることを突き止めたいわゆる善玉菌です。 ロイテリ菌は、さらに、虫歯菌の殺菌効果だけでなく、プラークを減少させ、歯周病原因菌を減少させることで、中程度から、重度の歯肉炎の緩和効果が期待できるとされています。しかも、口腔内の定着率が高いことで