トヨタ自動車は17日、東京・有明の東京ビッグサイトを中心に開催されるジャパンモビリティショーのトヨタブースに、多様な用途に応える電気自動車(EV)のコンセプトモデル「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」を出展すると発表した。 車を利用する人のニーズに応じて内外装やソフトウエアをカスタマイズし、自由な使い方ができる「超拡張型」のモビリティー。宅配や移動販売車、乗り合いバスのほか、個人向けのアウトドア車や車いすで乗り込みやすい車などになる。全長3.99メートル、全幅1.79メートル、高さ1.855メートル。電力の供給網とつなげ、社会インフラの一部ともなる。 カヨイバコは工場間の部品輸送に使われる「通い箱」を由来に命名した。運ぶ部品に応じて箱の中敷きを変えて対応する柔軟性から着想を得たという。モビリティショーでは車が目的に応じて「進化」する様子をショー形式で紹介する。