10月9日、梅小路公園でくるり主催の『京都音楽博覧会』(以下、『音博』)が開催される。2021年に結成25周年を迎え、今年1月・2月に記念公演を大阪・東京で開催したくるり。コロナ禍で過去2回の『音博』はオンラインで開催されたが、3年ぶりに有観客で開催されるこの日は、新たなタームの始まりとなる大切な一日になるはずだ。 今年の『音博』には槇原敬之、SHISHAMO、ブラジルからのアントニオ・ロウレイロ&ハファエル・マルチニという、ジャンルも国籍も関係ない「らしい」ラインナップに加え、「2022年の顔」といっても過言ではない活躍を見せるマカロニえんぴつとVaundyが参加。岸田繁は先日若手ロックバンドKOTORIのプロデュースも手掛けるなど、下の世代との交流が活発になっているように感じられる。はたして、これが意味するものとは? 『音博』の話を入口に、岸田に音楽と世代の関係性について語ってもらった