上記のピラミッドでは先ほどの三つの相違点が反映されていることがお分かりいただけたと思いますが、ケンリックはマズローの欲求階層について一定の正しさを認めつつも、進化論の視点を加えて再構築する必要があるとしてこのようなピラミッドを提唱しました。 ちなみに、階層を重ね合わせにしているのは面白いポイントですね。 このことはイメージ図において階層が少しずれているデザインにすることによって表現されているようです。 そしてその意味とは、欲求同士の関係性は上位の欲求が表れると下位が無くなるわけではなく、それぞれは同時に存在するため周囲の環境・状況によって表面化するというものになります。 なお、マズローの欲求階層のイメージ図も念のため確認しておきましょう。 これは僕が作ったイメージ図の簡易版になりますが、このような形をしているマズローの欲求階層をベースにケンリックは自身のピラミッドを作りました。 また、これ