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人間失格の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 文豪スイング 太宰治『人間失格』 - 素振り文武両道

    皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【100】バットを振りました。 文豪の文章を読んで、 バットを振りました。 『あらすじで読む日本の名著2』 より引用。 出だしだけ。 太宰治『人間失格』 恥の多い生涯を送ってきました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。自分には禍いのかたまりが十個あって、その中の一個でも隣人が背負ったら、その一個だけでも十分に隣人の生命取りになるのであるまいかと、思ったことさえありました。自分の幸福の観念と、世のすべての人たちの幸福の観念とが、まるで食いちがっているような不安。 文章を変えて8行にしました。 5回繰り返し【言って振り】ました。 40スイングです。 楽しい生涯を送ってきました。 人間の生活というものは、 見当つかない分、面白いです。 人間には楽しい塊りが沢山あり、 その中の少しでも隣人にあげると、 十分に隣人の生命が輝きます。 自分と全

      文豪スイング 太宰治『人間失格』 - 素振り文武両道
    • 中年になって『人間失格』病にかかるの話

      おれと日本文学の主流 おれは平均的な日本人より本を読んでいるような気はするが、主流とされる日本文学を読んでいない。ほとんど読んでいない。夏目漱石も芥川龍之介も太宰治も読んでこなかった。星新一もよんでこなかった。 たいへんな欠落だと考えている。その分なにを読んでいるかといえば澁澤龍彦とか、稲垣足穂とか、高橋源一郎である。高橋源一郎が宮沢賢治について小説を書いても、「元ネタしらねえ」ということになる。 太宰治。太宰治のことが頭に浮かんだのは『異世界失格』という深夜アニメを見たからだ。見たといっても三話くらいだ。 おれはアニメが見られなくなっている。とはいえ、すぐにカルモチンで自殺しようとする「先生」と、なぜか異世界でもちやほやされてしまう主人公。それよりも、情婦と心中しようとしてトラックに轢かれるのが少し印象に残った。 その印象があったのか、図書館の棚で『人間失格』を見つけたとき、ふと手にとっ

        中年になって『人間失格』病にかかるの話
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