呼吸療法士の立場から説明していきますので、是非最後まで読んでみて下さい! はじめに 「最近、息切れがひどくなった」「階段を登るのがつらい」「咳や痰が長引いている」 ——これらの症状に思い当たることはありませんか? もしあなたが喫煙歴20年以上で、現在も喫煙を続けている、あるいは過去に長期間喫煙していたなら、**COPD(慢性閉塞性肺疾患)**という病気を知っておく必要があります。 COPDは、肺が少しずつ壊れていく進行性の病気です。 しかも、初期にはほとんど自覚症状がないことが多く、「ただの年齢のせい」と勘違いされやすいため、気づいた時には既に中〜重度というケースも少なくありません。 2023年の日本呼吸器学会の発表によると、日本国内における潜在的なCOPD患者数は推定530万人以上。 そのうち**診断されているのはわずか6.4%**に過ぎないという衝撃的なデータもあります。 本記事では、