東京都千代田区の路上から先月18日、皇居に消火器爆弾を撃ち込んだとして逮捕・起訴された元陸上自衛官小川俊之被告(34)が、「インターネットの動画サイトを見て爆弾の作り方を知った」と供述していることがわかった。 小川被告はネットを通じ、爆薬約1トン分に相当する原料を買い集め、河原での爆発実験の映像なども動画サイトに投稿していた。原料は化学肥料など売買の規制がない市販品で、警視庁は「誰でも爆弾テロを起こせる深刻な事態」と危機感を募らせている。 同庁幹部によると、今月8日に爆発物取締罰則違反罪などで起訴された小川被告は昨夏、若者に人気の動画サイトで、爆弾の製造方法を紹介する映像を見たのをきっかけに、爆弾作りに興味を持ち始めた。当初は牛乳瓶に爆薬を詰める程度だったが、次第に爆薬を入れる容器が、消火器→小型のドラム缶→容量1000リットルの雨水タンクへとエスカレートし、神奈川・丹沢山中の河原などで爆