「この山には過酷に挑む価値がある」、この言葉が全てを物語っています。過酷に挑める真剣な大会だからこそ、自分の中に渦巻いている本当の願いが、挑んでいるその瞬間だけであっても確かな形になるのです。今年は個人的に参加しにくい環境になったのですが、第77回という数字と、抗いがたい魅力に我慢できず、エントリーを決めました。私に来年があるかなんてわかりませんし、必ず訪れる最期の瞬間には山頂からの空を思い出したいので、行ける時に行くしかありません。 fujimountainrace.city.fujiyoshida.yamanashi.jp 今年は昨年以上の練習ができていたので、完走はできる自信がありました。自己ベストも出せるはずという手応えはありましたが、昨年より12分以上縮めて4時間を切れる(3:58:10)とは、想像以上でした。この日を目指して準備を重ね、レース中も冷静かつ強気に上り続けて結果に結