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  • 【愛の◯◯】結局は弟を包み込むように…… - 音楽と本、それからそれから……。

    ハムスターが巨大化したようなぬいぐるみをフニュフニュといじりながら、 「埼玉さんちの西武ライオンズくんぐらい、悲惨な球団も無いわよね」 と言うわたし。 利比古が、途端に苦い顔になり、 「そんなコトをあんまり言うものでも無いよ、お姉ちゃん」 とたしなめてくる。 「だって事実なんだもん」 このヒトコトで、全て結論付けられる。わたしはそう信じて疑わない。決めゼリフを言えた爽快感でもって、大きめのマグカップに入ったブラックコーヒーを啜る。美味しい。 「あんた、自分のコーヒーにあまり手を付けてないじゃないの。飲んだら?」 利比古に促してみる。 しかし、利比古は利比古のマグカップに手を伸ばそうとしない。 若干黙りこくったかと思うと、可愛いはずのわたしの弟は、 「お姉ちゃんはさ、野球の話になると、ヒドいよね」 ちょっとなにそれ。 空気を読んで。 某民放テレビ局の某アナウンサーじゃなくても、『水差し野郎』

      【愛の◯◯】結局は弟を包み込むように…… - 音楽と本、それからそれから……。
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