5月から上演される『ハムレット』に、キーパーソンとなるハムレットの叔父クローディアス役で出演しながら、芸術監督として演出・上演台本も手がける吉田鋼太郎さん。実は高校時代に観たシェイクスピア喜劇に魅せられて以降現在に至るまで、役者人生の大切な軸としてシェイクスピア作品を全力で愛し続けて、数々の作品に出演。近年ではドラマで見せるおちゃめなイメージが印象的な吉田さんに、その仕事論からプライベートのお話まで直撃しました。 最初はしぶしぶ観に行ったシェイクスピアの舞台に衝撃を受けました −−吉田さんは10代のときにシェイクスピア作品に心惹かれて役者の道を選ばれたそうですね。 きっかけは高校時代、先生に“夏休みどうせぶらぶらしてるんだったら、芝居でも観て来い”と言われてチケットをいただいた舞台『十二夜』を観たことでした。“予習していけよ”と言われて初めてシェイクスピアを読んだのですが、まあ難しいんです