そもそもキャッシュフロー計算書とは 日本では、C/Fとの略称の方が通りが良いですが、英語圏では、SCF のほうが大勢を占めているので、ここではそれに倣って、SCFと呼称(記載)することにします。 SCFは、一会計期間における、現金及び現金同等物 Cash and cash equivalents の増減変化を表すものです。I/S は、当期純利益 Net income の一会計期間における増減変化を表すものなので、利益がキャッシュになっただけの、1年間の増減明細と素直に理解していただければ事足りるでしょう。 第3の刺客 キャッシュフロー計算書 登場■ キャッシュフローを見る必要性 前回、「信用取引」が行われた際の会計帳簿である「貸借対照表」と「損益計算書」の成り立ちを説明しました。会社が「どれくらい儲かったか」を見るために、2種類の利益の計算方法、「財産法」と「損益法」に対応するよう...k