m3.com意識調査『「大野病院事件」の無罪判決から10年』には、さまざまな意見が寄せられた。その受け止め方について、主なものを紹介する。 【「医療事故で刑事責任」に疑問】 ・基本的に善意で行う医療が、逮捕の対象などになってはならない。結果がどうあれ、である。確かに不適切な治療は存在するかもしれないが、それは十分な検証を基に、注意や警告で良い。悪意があれば犯罪行為と言われても仕方がないが、そんな風に医療を行う医者はいないと信じている。【勤務医】 ・飲酒運転による業務上過失致死と、医療による業務上過失致死を同等に扱う不当なものであり、誰のためにもならないと感じました。初めから健康度が下がって受診している患者と、先ほどまでぴんぴんしている健常人とは、同等に論じることはできないと思いますが、いかがでしょうか?【勤務医】 ・刑法の過失における結果予見可能性と結果回避可能性の論理が、医療では当てはま