生活保護関連の話題で目にした本。衝撃的な内容でした。ぜひ多くの人に手に取って読んでもらいたいので、長めの読書メモをご共有。 売春に至る凋落 ・中井さん(仮名)は23歳で結婚し、子どもを産んだが、借金癖・女癖の悪い夫と破局。元旦那の借金を肩代わりしつつ、看護師として働いていたが、うつ病になってしまった。母親も病気で倒れた。うつの病床で出会い系サイトを使って男と出会い、1万円を「借りた」。 ・①極まった経済的困窮があるから、体を売ることを考えた。②風俗店は過酷な環境を強いられるため、ピンで売春することを考えた。③そこには出会い系サイトをはじめとするインフラが整っていた というロジックがあるが、取材対象者の2割強がきっかけについて「だって、寂しかったから」と回答した。彼女らがしていることは売春だ。しかし、彼女らは出会い系に仕事と収入ではなく、明らかに救いを求めていた。 ・母子世帯の平均年間収入は