寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態を宣言してから、約1年が経ちました。マスクをつけることが日常になり、さまざまな生活様式が変わる中で、マラソンのスタイルも変化を遂げています。 1月31日に開催された大阪国際女子マラソンでは、観客が集まらないように、公道ではなく長居公園内のアップダウンのない周回コース(約2.8km×15周)が採用されました。さらに、日本記録(野口みずきさんが2005年のベルリンマラソンで出した2時間19分12秒)を狙うために、川内優輝選手(あいおいニッセイ同和損保)ら4人の男子選手がペースメーカーを務めるなど、今までのマラソンとは違う異例のスタイルになりました。 私も解説者として参加したこの大会は、東京五輪マラソン女子代表の前田穂南選手(天満屋)や一山麻緒選手(ワコール)が参戦することでも注目さ