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  • 日常における遠景──「エンドレスエイト」で『けいおん!』を読む|志津史比古 | 週末批評

    ※本記事は、『アニメルカ vol. 2』(アニメルカ製作委員会、2010)所収の志津A「日常における遠景──「エンドレスエイト」で『けいおん!』を読む」を一部加筆・再構成のうえ、転載したものです。 文:志津史比古 夏の雲、冷たい雨、秋の風の匂い、傘に当たる雨の音、春の土の柔らかさ、夜中のコンビニの安心する感じ、放課後のひんやりとした空気、黒板消しの匂い、夜中のトラックの遠い音、夕立のアスファルトの匂い。 新海誠の『ほしのこえ』(2002)で、ノボルとミカコは、日常生活に見出される価値あるもの(「いま・ここ」に生きている実感を凝縮して示している小さな断片)をこんなふうに列挙していく。(『ほしのこえ』がそうであるような)「セカイ系」では、非日常的な状況(「いま・ここ」とは対照的な、時間的・空間的に遠く隔たっているという観念)を持ち出すことで、日常の価値を逆照射しているところがあった。こうした日

      日常における遠景──「エンドレスエイト」で『けいおん!』を読む|志津史比古 | 週末批評
    • 漫画(VTuber)研究者の読む『青春ヘラ』Vol.7「VTuber新時代」~その③~|Nobuyuki Izumi

      どうも、漫画研究者としては『ユリイカ』の2008年6月号にて商業デビューし(初期は「イズミ」名義)、後に『ユリイカ』の2018年7月号でもVTuber論を掲載させていただいている泉信行と申します。 参考:2015年時点までの発表まとめ(PDF) VTuber評論を集めた同人誌である『青春ヘラ』Vol.7への反応記事としては、今回でひとまず最後となります。 漫画(VTuber)研究者の読む『青春ヘラ』Vol.7「VTuber新時代」~その①~ 漫画(VTuber)研究者の読む『青春ヘラ』Vol.7「VTuber新時代」~その②~ イベントなどでは先月末から今月の21日にかけて頒布されていた同人誌ですが、5月24日から通販が始まっているようですので、可能なら手元に置きつつ、このブログを読んでいただければ、と思います。 前置き これらのエントリの草稿としているのは、あくまで「研究目的のメモ」であ

        漫画(VTuber)研究者の読む『青春ヘラ』Vol.7「VTuber新時代」~その③~|Nobuyuki Izumi
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