客からの本番強要、出せなかったSOS…赤ちゃんを殺害、遺棄した女の孤立と重なる性風俗で働く女性たちの"生きづらさ" そして5月23日、札幌高裁は、小関被告の控訴を棄却、1審の懲役5年の判決を支持。その理由として「1審の判決は、被告の特性(いじめを受けていた、発達障害など)も踏まえた量刑となっていて、事実誤認ではなく、量刑も不当ではない」としました。 その上で、裁判長から「どうするべきだったか、なぜ、それができなかったのかをしっかり考えてください。亡くなった子のため、どう生きていくか考えてください」と声をかけられると、小関被告は号泣していました。 (廷内スケッチ・札幌高裁・5月23日) ■世間の「普通」に追いやられ、閉じ込められる存在 裁判を通して明らかになった小関被告の生きづらさ。発達障害のグレーゾーンを抱え、周囲から理解されず、「だらしない」「がさつ」という負の言葉でくくられてしまった過