注記 「柳やなぎは緑みどり、花はなは紅くれない」と読み下す。禅宗では、悟りを開いたことをさして使われる。「花紅柳緑かこうりゅうりょく」ともいう。 用例 「柳緑花紅やなぎはみどりはなはくれない」の札の辻を、逢坂山おうさかやまをあとにして、きわめて人通りの乏しい追分の道を、これだけの挨拶で、両人は口を結んだまま、竜之助の方が一足先で、高屐こうげきの武士はややあとから、進み行くこと数町。〈中里介山・大菩薩峠 壬生と島原の巻〉 類語 柳暗花明
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