着物には作家物と呼ばれる、有名な作家が手掛けた作品があります。 特に重要無形文化財の保持者として認定された人間国宝の作品は人気があり、日本の宝といわれています。 人間国宝は伝統工芸としてそれぞれの専門分野で認められた第一人者で、品物も高い価格の値段で取引されています。 着物や帯に関係のある作品も数多く、織物や染物、藍染などの染織、江戸小紋など多岐にわたります。 今回は着物を中心に染織物の人間国宝を一覧でご紹介します! 友禅染 上野為二(うえの ためじ)友禅 認定日:1955年(昭和30年) 上野為二氏は京友禅の名門である上野家に生まれ、父親の上野清江氏に師事し友禅を学びます。友禅の芸術性をさらに発展させ、京加賀友禅といわれる加賀友禅の繊細さを京友禅に取り入れた独自の作風を構築し、昭和30年に「友禅」で初めての人間国宝に指定されました。 現在は初代上野為二氏の孫にあたる上野家の四代目上野真氏