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教育さんの検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 「教育さん」論序説 - もどきの部屋 education, sociology, history

    「○○序説」というタイトルの論文や著書にろくなものはない(経験則)。 前エントリの最後では、「教育」を内在的に語ろうとするとき、人はみな「教育さん」になってしまう、それはなぜなのか、という形で「教育さん」問題を定式化した。 当然、「教育さん」とは何なのか、それをまず提示(定義)してくれ、と求める声もあるだろう。しかし、「教育さん」とは何なのかという問いに十全に答えることができるとき、すでに「教育さん」問題というのは解かれてしまっている、その問題が解かれる段階に至るまでは「教育さん」とは何かという「定義」を下すことはできない、そのようなものとして「教育さん」はある、このことは確認しておきたい。 「教育さん」とは誰か、それは「教育」を語るときに誰もが陥ってしまう、そのような存在である。 「教育」を語るとき、言う必要もないはずのある種の「過剰」を抱え込む、あるいは、「教育」を語るために援用する理

      「教育さん」論序説 - もどきの部屋 education, sociology, history
    • 「教育さん」再論、からの、宣伝(←ここ重要) - もどきの部屋 education, sociology, history

      前エントリのなかにでてくる「「よい教育」を実践しても、その要因独自の効果が安定した頑健なものとして取り出されることは、今のところ、めったに、ほとんど、ない」といった表現には、ご想像の通り、一定の誇張が入り込んでいる。少なくとも心理学系の専門家からは「ちょっと待った」の異議が入るところではある。 ある教育のやり方が他のやり方に比べてより高い効果をもたらす、という結論が安定して得られている事象も――もちろん――存在する。門外漢ではあるが一例を挙げると、ある学習環境(たとえば教室)でどのような目標が重視されるか(=目標構造、goal structures)――競争的/協同的/個別的 etc.――によって子どもの学業成績や良好な友人関係形成への影響に有意な違いがあることなどは、かなりの程度、研究者内での合意が得られる水準にまできてるだろう(上記三者の目標構造のなかでは「協同的 cooperativ

        「教育さん」再論、からの、宣伝(←ここ重要) - もどきの部屋 education, sociology, history
      • 頂き物(教育さん週間?)『福祉国家と教育』 - yeuxquiのブログ

        福祉国家と教育―比較教育社会史の新たな展開に向けて (叢書・比較教育社会史) 作者: 広田照幸,岩下誠,橋本伸也出版社/メーカー: 昭和堂発売日: 2013/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る以前は一緒に会議室で夕飯を食ったり教育さんと仲良くしていたのですが、最近はそういうこともなくなり寂しい思いをしていたら、矢継ぎ早に教育学の本が。もっともこの書物の中で強調されている「比較教育社会史」というアプローチには、(なぜそこに境界線があるのだと門外漢の者からするとときどき不思議な気持ちにさせられた)これまでのスタイルを内側と外側――ここではもっぱら歴史学――の両方から開きましょうという志向がはっきりと表明されているのですが。(もちろんこのジャンル意識というか無意識は、教育学に限ったことではなくて、社会学にも政治学にもときおり感じることではあります。) 橋本伸也氏に

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