ITエンジニアをしていると、「技術力」があるかないか、というものさしで他人から見られてしまいますし、もちろん私も同僚や同業の人をそういう視点で見てしまいがちです。 しかし、この「技術力」は、とても抽象的で、実体のない言葉だなと感じることが多いです。「技術力ってなんですか?」という問に、皆が期待するような100点の答えを返す自信は、私にはありません。 私の経験上は、「あの人は技術力がある」と称されている人は、おおむね普通に「仕事ができる人」であることも多いですし、「技術力がない」と称される人は技術によらずにあまり「仕事のアウトプットが芳しくない」といういイメージがあります。 ただ、一部「技術力がある」「技術力だけはある」と称される人の中には、「仕事はできないけれど、テクノロジー関連については詳しい」という人も含まれているように思います。 仕事ができる人の特徴技術によらず、「この人は仕事ができ