美しい伝統色の本をご紹介します。 WEBサイト「暦生活」でライターとして記事を書いてくださっている染織家・染司よしおか6代目の吉岡更紗さん。今回は、お父様である先代・故吉岡幸雄さんが書かれた本をご紹介します。暦生活編集部から見たおすすめポイントや吉岡更紗さんからのコメントを交えながら、本屋さんでパラパラめくっているみたいに、お気軽にご覧ください。 『日本の色辞典』 日本の色を生業にされた染織家が書かれた、知識や思いが凝縮された一冊。読み進めていると、とても貴重で丁寧な解説文に引き込まれます。歴史解説も豊富で、色の成り立ちやあり方、使われ方などがよく分かります。写真も多く掲載され、自然の風景から季節も感じられます。日本の色や歴史、文化に興味のある方にとてもおすすめです。 日本の伝統や文化を感じさせる、美しい本です。背筋がピンと伸びるよう。どんな色の物語に出会えるのだろう。 珊瑚色。とても好き